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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

文化とは・・・ 

2017/10/13
Fri. 12:50

11月3日は国民の祝日「文化の日」で、手持ちの辞書で定義を検索したら「自由と平和を愛し,文化をすすめることを趣旨とする」とあった。
それじゃぁ、そもそも「文化」とは何かと検索をしたら、限りないほどたくさんの「文化〜」とか「〜文化」とか項目が際限なくなって、めんどくさくなって検索をヤメた。

「とみ山彫刻 field art work」のメインタイトルで企画を練り上げて具体的に開催できたのは2015年だった。
この企画を考えて事業計画を起案して予算を落とし込んで助成金の申請をするまでには、2〜3年かかっていて、まだ石見銀山で現代彫刻小品展を開催できていた頃だった。

大田市で暮らし始めてから30年ほどになって、石見銀山の暮らしも20年は過ぎた。
生まれ育った万善寺の暮らしは15歳で一人暮らしを始めるまでだから、いつの間にかその2倍ほどを大田市の行政区で過ごしていることになる。
自分が住み暮らす地域に根付く文化活動をしようと自覚と責任を持って決めたのは大田市へ引っ越してすぐの頃だった。
自治会名は大田市天神町といって、天神さんのお祭りの時は、境内に屋台が並んで特設の大きなスクリーンには子供相手の映画が映し出されて、まだじゅん君やなっちゃんも小さくて生まれて間もないころのノッチも一緒に家族でひと時を楽しんだ。
その後、仕事の関係で引っ越しをすることになって、石見銀山へ家族の生活の拠点を移した。それから今までの間に4人の子供たちは地域の小学校と中学校を卒業してそれぞれの高校へ進学し、バラバラの大学を経て仕事について今に至っている。

そもそも、「地域に根付く文化活動」とはどういうことなのかと改めて思うに、自分にできることというと彫刻を中心にした美術造形に絡むイベントくらいしか思いつかない。
現在主にお世話になっている助成金母体はしまね文化ファンドさんだが、その事務局担当さんは、美術関連部門の助成金申請が少ないのでその掘り起こしに苦労していらっしゃる様子。結局は、島根県の場合は祭りや神楽や音楽関連の文化活動への助成に偏りすぎているとの誤解もチラホラあるようだ。
そういえば、吉田家の4人の子供たちは全員吹奏楽を経験し、ワイフのお粗末なピアノと、私の吹くホラ?!を併せて家族セッションが出来るまでに音楽漬けの学生生活を送っていた。近所の小さな子が地域の子供神楽団に属していたり、ある意味でその類の文化活動が島根の長い歴史の中で自然に育まれ受け入れられやすい風習を築いてきたのだろう。

彫刻絡みの文化活動といっても、スタートは個人の個展だったり同好の士が集まったグループ展だったりするところがせいぜいで、現代彫刻小品展でやっと10年続いたくらいのことだ。後援依頼や、会場使用申請や広報活動の回覧手続きで教育委員会を中心に市役所へ日参しているが、そこでの指摘というか論点というか、そもそもそのあたりで文化活動の振興啓蒙とは程遠い事務的な内容に揉めることもシバシバだ。
行政マン諸氏にとっては、事業の内容より、書類の不備や費用計算のほうが大事なことであって、文化活動の趣旨とか事業効果とか実績とかには興味が無いようだ。

2017とみやまチラシ

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