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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

草月流師範西本秋翆さんのこと 

2017/11/16
Thu. 22:00

カメムシがやたらと多くて少々閉口気味だ。
世間では、「こういう年は雪が多いんだよ!」と言われている。
万善寺の場合は、雪が多くても少なくても特に関係なく毎年それなりの雪量になるし、当然毎年同じように参道の雪かきをすることになるから態勢に大きな影響があるわけでもないわけで、とにかくカメムシが減ってくれればそれで十分なのであります。

このところ、石見銀山の吉田家滞在が増えているのは、停滞していた冬支度を急ピッチで進めているからだ。
昨日は午前中かけて裏庭の草刈りをして、午後からは駐車場に積み上げた杉の丸太の一部をストーブの薪に仕立てた。乾燥のこともあって約1年近く丸太のまま放置している間に、シロアリがはびこって食べ放題に食べられて食い散らかされていた。薪に割ってすぐに土間へ運んでしまったら、しぶとく生き残ったシロアリの残党が吉田家の土台を食い荒らしてしまいそうなので、ひとまず駐車場の隅へ井桁に積み上げてヤツラを追い出すことにした。

カメムシといいシロアリといい、あれだけ大量に増殖して人間の生活へ踏み込んでこられると、周囲の環境が確実に原生の自然に戻りつつあるのだということを身をもって感じる。
私がまだ少年だった昭和の時代は、周囲の山の端や農業耕作地や寺の境内地の端もずいぶん遠くにあって、紅葉の終わった落ち葉が屋根や雨樋に吹き溜まることも稀だった。今は、境内の裏山全体が寺の本堂や庫裏の屋根に覆いかぶさるほど迫っていて、秋の終わりになると庭一面が落ち葉の絨毯に敷き詰められてしまう。

春から夏にかけては草刈りに苦労させられ、これからしばらくは落ち葉と格闘し、庭木の剪定や雑木の伐採で忙しくなり、やがて雪が振り始めると春になって雪が消えるまで参道の雪かきが続く。

昨年からとみ山彫刻フィールドアートワークへ参加していただいている倉敷の草月流師範西本秋翆さんへ、今年は富山の竹を使ったワークショップをお願いしておいた。
2年目のことなので、彼女の都合で動きやすいように、こちらからは緩めのスケジュールをふっておく程度にしておいたら、見事に住民参加型の素敵なワークショップを組み立ててくれた。
ワークショップは、カルチャースクールとか社会教育とか講師指導型教材で無くて共同参加型教材の方が良いと思っている。内容はともかく、何かしら手を動かしたりモノをつくったりすることを楽しんでもらう体験を通して造形の面白さに気付いてもらえたら良い。
西本さんとは、時に綿密な打ち合わせをしたわけでもないが、私の考えていることがそう大きくずれること無く伝わっていたように思う。それになにより、富山に暮らす地域の皆さんと仲良くおつきあいできていることが良い。まぁ、むさ苦しい無骨な吉田より、オシャレで素敵な熟女の指令で動くほうが富山のオヤジたちにとっては気持ちが良いだろうし、そういうことが毎年の楽しみになってくれると良いと思っている。

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