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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

九州出発前夜 

2017/12/02
Sat. 23:43

初冬のこの時期、夜明け頃に保賀の谷へ朝霧が広がっていると、その日はだいたい晴れる。

今年は11月の半ばを過ぎた頃から雪がちらつき始めたから、いつもより冬が早いかもしれないと思っていたが、しばらくすると汗ばむほどの陽気になったりするし、そうかと思うと次の日はまた寒くなって雨が降ったりする、とにかくなんとも気難しくて気まぐれな天気に毎日悩まされている。
こういうことが続くと、ある日突然雪が降って身動きできなくなってしまうこともあるので、早めにスタッドレスタイヤへ履き替えておいた。
ワイフの車も早くそうした方が良いと云っておいたのに、彼女はその時期を逃したまましばらく留守にしてしまったから、いまだにタイヤ交換できないでいる。
島根県は来週から一気に寒くなって雨が続くらしい。
そういう時の飯南高原はだいたい雪になることが多い。
ひどい時は、12月のはじめに降った雪がそのまま根雪になって年を越えることもある。
これからは、それなりの覚悟をして毎日を過ごすことになる。

午前中の用事を済ませて、少しの間留守にしていたワイフを迎えに出雲まで走った。
結界君のリヤデッキには、富山の片付けで溜まった梱包用のダンボールが廃棄の機会を逸したまま積んである。ワイフをピックアップした帰りに、資源ゴミ引き取り屋さんへ持ち込んたら60円になった。こういうことは、お金の問題でなく、それこそ資源の価値の問題で、日頃からそういう意識を大事にしておかないといけないと思っている。

石見銀山の自宅前へ着いたら、町並みに大勢の中国人観光客が押し寄せていて、荷物を下ろすのも一苦労だった。
天候が崩れないうちに、九州の大牟田へ井形さんの彫刻を積んで移動する。さすがに結界君では小さすぎるから、借りておいたワンボックスを引き取って駐車場へ横付けする時も、まだ吉田家前には中国人で溢れていた。観光の流れが収まるのを待って彫刻を積み込み始めたら、吉田家を覗き込んだり、町並みの真ん中で記念撮影を始めたり、なんとも騒がしくて苦労した。

朝のうちはかなり冷え込んで寒かったが、良い天気が1日続いたおかげで積み込みが終わる頃には汗が流れるほどだった。
シャワーを浴びて、早めの夕食をして、仮眠しておくことにした。
ウツラウツラしていると、クロが腹の上を横切って、私の顔のすぐ隣に落ち着いて身繕いをはじめた。まったく、実に身勝手で都合よく擦り寄ってくる。
夜になって、急に冷え込みが強くなった。
ソコソコ晴れて、久しぶりに青空も広がっていたから放射冷却が始まったのだろう。

石見銀山出発は午前1時くらいにして、国道の下道を使って山口県まで走ろうと思う。
それから高速へ上がって大牟田へは10時前には到着する予定だ。

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ご褒美は鴨南蛮 

2017/12/02
Sat. 06:54

寒くて目が覚めた。
寝ている間に、フロリダのノッチがSNSを書き込んでいた。
日本との時差があるから会話が途絶えたままになっていた。
ひと昔前にはSNSの会話など想像もできなかったことだ。便利になったという気もするが、それに縛られそうなところもあって複雑だ。

ワイフが留守にしているから、一人では吉田家のことも寺のことも、それに富山のことも全てが中途半端になって1日が上手く回らなくて困ってしまう。
彼女の役割がどれだけ大事なことかこういう時によくわかる。
自分一人で出来ることなど何もない。

結界君へ富山の最後の荷物を積み込んで、まずは万善寺へ向かった。
本当は、借りている倉庫へ移動したかったのだが、そうすると寺の用事ができないし、移動時間のムダがわかっているので仕方がない。
三瓶山の周囲を毎日のようにグルグル回っていると、最近足首と膝の痛みが溜まって取れなくなった。
結界君は5段のミッションだから、カーブとアップダウンの続く山道はやたらと忙しくクラッチ操作を繰り返すことになって、それだけで疲労が溜まる。
あと20年生きれば御の字だと、先が見える頃になって車の運転でこれだけの運動量を毎日のように続けていたら、ボケ防止にもなっているような気もして、そう思い込むようにして、粛々と結界君と付き合っている。
両手両足のどれか1本でも動かなくなったら、その時は免許証を返上する時。
最近頻発している高齢者の誤操作事故は、オートマ車を一掃したら激減するはずだと、ひねくれオヤジは真面目にそう考えている。

ワイフが、ブレンド茶と自家製ヨーグルトに凝りはじめて、最近吉田家でコーヒーを飲む機会がなくなった。寺でいる時も、コーヒー豆の買い置きが無くなって、その補充をついつい忘れたまま過ぎている。
ひと通りの作務を片付けてからデスクワークを始める頃になってコーヒーを飲めないことに気がついて、それで落ち着かなくなって集中できなくなって、まったく遅々として仕事がはかどらないから「美味いコーヒーが飲めないなら、美味い蕎麦でも・・・」と、気持ちを切り替えて遅めの昼食がてら富山の中締めという理由をでっち上げて「一人打ち上げ」することにした。
近所の蕎麦屋さんでは、メニューに冬シーズンの数ヶ月しかない期間限定蕎麦の鴨南蛮が復活していた。
味の調整用で掛け回しのダシが別に付いているが、鴨肉のダシだけで十分美味い。
「蕎麦大盛りで!」
最高の自分へのご褒美のおかげもあって、三瓶山の迂回が苦にならなかった。石見銀山はスッカリ夜になって、吉田家の土間は真っ暗で、ネコチャンズのお出迎えも無し・・・
あと2・3日したら強烈な寒気団がやってくるらしい。

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