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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

万善寺典座寮配膳室事情 

2018/01/06
Sat. 14:36

本堂が8箇所で庫裏が5箇所。それにお地蔵さん・・・これが、現在の鏡餅お供え総数。
前住職の頃はもっと多くて、その2倍以上だった。
住職が完全交代して私の代になってはじめての正月だったから、それまで母親の目を盗んで少しずつ減らしていたお供え餅の数を、今回一気に絞ったところだ。

今までは毎年正月が過ぎて、お供えの御下りをありがたく頂く毎日が、3月の桃の節句くらいまで延々と続いていた。
憲正さんはお餅好きで、1年中毎朝お餅を欠かさないくらいのひとだったから、正月の御下りも普通に難なく消費できていたが、少年時代からそういう食生活に付き合わされていた正純のほうは、毎朝餅を食べることが仕事のようなものになっていて、一人暮らしを始めて、餅朝食から開放された時の喜びは相当なもので、今でも時々思い出す。
餅を見るのも嫌だとか、喉も通らないで吐き気がするとか、それほどでもないが、とにかく、許されるなら餅を食べないでいられることを切に願っているところもある。
それでも、坊主であるという商売柄、餅との縁を切ることは出来ないから、それも坊主の修行試練と思って粛々と乗り切るしか無い。
お供えも長引くと、餅が石のように固くなって後の保存始末が面倒になるから、ワイフのつくってくれた重ね餅だけを早めに下げた。
それ以来、暇を作ってはレンジでチンして少しやわらかくしてから一口サイズに切り分けしている。小分けしてビニールに入れて冷凍庫へ放り込んでいるが、それも満杯になってきたから、今度は少しずつ消費することを考えないといけない。

石見銀山で一晩過ごしてから、また万善寺の暮らしに戻った。
私は、冬も夏も変わりなく建具を締め切った暮らしが馴染めない。
夏は虫が入るし、冬は外気がはいって寒いしで、吉田家家族も含めて訪問者にはあまり良く思われていないところもあるが、日常のほとんどが正純坊の一人暮らしだから、誰に気兼ねすることもない。
それで、この数日は、正月にワイフが作り置いた幾つかの食材を消費するために、灯油ストーブを昔寺の典座寮配膳室だった板の間の真ん中へ置いて、おでんや煮物の鍋を温めている。
三度の食事で少しずつ食べて減らしつつ、切り餅の消費も欠かさない。おかげで、まったく腹がへることもなく、少しずつ冬太りし始めているが、これも職業病ということで割り切るしか無い。

なんとも命名のしようがない料理ともいえないようなオヤジのナンチャッテ「餅入りおかず」を手を変え品を変え毎回作り変えている。
昨夜は、イタリアン風の味付けにしてワインを楽しんだ。
朝食は、ひとまずおでんに餅を入れて煮込んだ。
今夜は、残っている焼き鯖をほぐしてフレーク風にしたものを餅を伸ばしてナン風に丸く焼き上げた生地へ乗せて餅ピザでも作ろうと思っている。
和風洋風入り乱れて、これからしばらくは、ブログネタが餅づくしになるかもしれない。

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2018-01