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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

飯南町大雪警報発令! 

2018/01/10
Wed. 15:46

参道下のお地蔵さん脇から、雪を踏み固め、かき分けながらひたすら坂道を登り続け、庫裏の玄関へたどり着くまで1時間はかかったと思う。

徳島の展覧会が終わって搬出したあと、前は万善寺の畑だったところへ置いた彫刻が、積雪の定規代わりになっている。
昨日から1日1晩で50cmくらいは積もっていた。
結界くんのパワーと、そろそろチビ始めたスタッドレスタイヤでは、この半分くらいの積雪をかき分けるのが限界だ。

こうして雪が降り続ける間は、とにかく万善寺をできるだけ離れないようにしておかないと、何時何が起きるかわからない。例えば停電になったり、例えば屋根からの雪吊りで何かが壊れるかもしれないし、例えば水道管が凍って漏水がひどくなるかもしれない。
・・・それに、最低朝夕の2回は参道の雪かきをしておかないと、それこそ雪に閉ざされて寺が孤立してしまう。
2年ほど前から空き家になった隣の2軒は、生活道路が雪の下になって日常の営みが完全に絶えた。
朝昼兼用の切り餅を2つ食べてコーヒーを入れていたら、飯南町に「さきほど大雪警報が発令されました!」と防災放送が流れた。このままこの調子で降り続くと、明るい間にかるく1mは降り積もるだろう。

とんど祭もおわり、雪も本格的になったから、寒中見舞いの支度に入った。
世間は、喪中のことだからと、年賀状の失礼を良しとすることが多いが、私は特にそういうことにこだわらないで過ごしている。世間的に云うなら、昨年に母親が永眠しているから今年の年賀状は失礼することになる。それでも、年賀状が1年に1度きりの挨拶状になっていることも多いし、こうして、少し時期をずらして何時もの年賀の挨拶を寒中見舞いに置き換えることにしている。
それで、今年の自分への戒めとして「動処静得 苦中楽得」を書かせてもらった。
「年頭の気持ちを忘れないように・・」と、最近は年間通して塔婆の裏書きにすることが増えた。もちろん、時と場合によって色々と使い分けるから、すべての法事仏事をその一節で乗り切っているわけではないが、だいたい、そうすることが多い。墓前のお経を読みながら、その裏書きを見ることで、その年に自分が何を大事に思っていたか解るし、自分の惰性や怠慢を反省することにもなる。
出典は、私のスキな洪自誠さんの菜根譚による。
とかくドタバタと忙しくしてばかりいると心の余裕がなくなってイライラして、それがすぐに顔に出て、結局周りを巻き込んだりして迷惑をかける。
自分の好きなことばかりにのめり込んでいる、そういう毎日は楽しくていつまでも続いてほしいことだが、そればかりでは自分を磨くどころかいつのまにか自分に甘えてしまって、気がつけば周りから取り残されていたりする。
自分にとって本当の「心の穏やかさ」とか「行いの楽しさ」を極めるにはそれなりの努力や苦労が大事ということ。

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