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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

粉雪舞う 

2018/01/24
Wed. 20:11

先程、2回めの道開けをした。
朝は、雪の止み間をねらって2往復した。参道の難所で滑って転んで尻餅をついた。
お昼過ぎに、シーズン2回めの大雪警報が発令された。
その後、延々と止み間なく雪が降り続けているから、2回目はあきらめて雪の降りしきる中、真っ白になって道開けをした。
まだ日が暮れる前で−8℃まで気温が下がっている。
万善寺はいたるところに隙間があって、風の強い時は雪が舞い込んでくる。箒ではき出しても一晩のうちにまた舞い込んで家の中に積もってしまうから、雪が落ち着くまでそのまま見逃しておく。
時折突風が吹いて雪が舞う。
重たい雪は風の強さと風の方向に角度を合わせて規則正しく降り積もって、参道の数カ所に吹き溜まりが出来る。
気温が低いと、雪は水分が少なくて粒が小さくて軽いから、空にあるときからランダムに風に舞い落ちながら降り積もる。
外に出て、雪に濡れるだけで手がカサカサになる。
万善寺の一人暮らしが始まってから髪や髭が伸びて気になりはじめた。
訪問者もないからそのまま無精を続けても良いものだが、どうも気持ちがスッキリしないし、これからバリカンを当てることにした。

今の寒波が過ぎたら、彫刻の仕事に入ろうと計画している。
まずは3月のグループ展に向けて小品を一つ造る。
それで工法やバランスの様子を見てから、次に比較的小振りな野外彫刻を造る。
すでに、おおよその雰囲気はメモしてあるから、今はそれを何時でも見られる所へ張り出してチラチラ見ながらイメージを整理しているところだ。
最近は、マケットを造ることもなくなって、ずいぶん怠けて楽をしていると思うが、かといって、いつもいつもコツコツとデッサンしたりマケットを造ったりしないといけないとも思わない。チョットしたひらめきをメモしておいたり、以前からあたためていたかたちを思い出した時にメモしたりしながら、少しずつ自分の気持ちを彫刻の方へ向けていく位の自然な流れで制作を続けるほうが自分のライフワークに向いているようにも思っている。
彫刻を造りはじめてすぐの頃に、「彫刻の出来不出来は、背面を見ればすぐ解る」と具象の偉い彫刻家に教わったことをよく思い出す。あの頃は、どうもピンとこなくてその意味の重要さが解らないでいたが、なんとなく言われた内容は「とても大事で忘れてはいけないことなのだ!」という気がして、今でも、実材に取り掛かるギリギリのところまで背面のことを意識しながら「かたちの溜め」〜音楽で言うと「サビの部分」とでもいうのだろうか?〜を彫刻へ造るようにしている。

重たい雪は、降り積もる先の吹き溜まりのことまでおおよそ予測できるが、軽い雪は、なかなか積雪のベースにある地形の状況が読み難くてあなどれない。
2回めの道開けはホワイトアウトもあって随分だらしなく蛇行してしまった。

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2018-01