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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

節分前夜 

2018/02/02
Fri. 23:18

二つ目の寒波が去って、それでも2〜3日は穏やかな日が続いただろうか・・・
万善寺の水道凍結と格闘しながらの1週間は緊張の連続で夜もなかなか眠れなかった。

前住職夫婦は、半世紀以上に渡ってこういう冬の日常を暮らしていたのかと思うと、彼等の想像を絶する忍耐力にはとても太刀打ち出来ないと頭が下がる。小さい頃は、またかと思って聞き流していた戦時中や広島のピカドンの地鳴りの話を思い出すと、激動の昭和を生き抜いた彼等の底知れない生活力や精神力が今日の日本を支えてきたのだと納得できる。ヘナチョコオヤジなど、たった1週間とか1ヶ月くらいの雪との付き合い程度で顎出してヒーヒー肩で息してヨレヨレになっていたりして、我ながら実に不甲斐ない。
今年のような寒波襲来は自分の人生で4回目くらいだから、どちらかといえば珍しい方だ。過去の3回ほどはとにかく大雪に悩まされてきた。今度の寒波は島根県では珍しいほど気温が下がりっぱなしで、とにかく寒い。
島根県の飯南高原あたりでは、例年2月の節分から立春にかけて本格的な強力寒波がめぐって、そのあたりから積雪量も増えてその後2月いっぱい冬が本格化する。今度も、どうやらそういうめぐり合わせになっているようで、夕方になって通勤坊主の帰宅途中から雨が降りはじめ、石見銀山へ着くころはみぞれに変わっていた。吉田家では、ワイフが少し前に帰っていてまだストーブもついていなかった。夕食を食べ終わる頃から雨音が本格的になってきたから、きっと万善寺の方は雪に変わっているだろう。3番目の寒波はかなり厳しいらしいが、節分だけは万善寺と吉田家のどちらでも年中行事としてひと通り抑えておこうと思っている。

夜に目が覚めて眠れなくなったり、朝早くに目覚めてしまったりした時は、幾つかのウエブニュースの見出しを一巡して、気になった記事を流し読みすることにしている。ラップトップのときもあればiPadのときもある。最近、iPadの調子がすごく悪くてストレスが増していて、そういうこともあって少しずつウエブニュースから遠ざかった。夜の眠れない時間を暇につぶすことに変わりはないから、深夜の読書が復活していたのだが、それも未読の在庫が底をついてしまって、結局インターネットラジオの垂れ流しくらいしか暇つぶしが出来なくなってしまった。数年前はPodcastをよく利用していたので、久しぶりに幾つかの配信番組をチョイスして同期を再開した。既に閉鎖している番組もあったが、ほとんどがいまだに存続していて地道な運営がされていることに少し感動した。
どこかしら自分の彫刻のことや展覧会のことに通じるような気もして、やはり、相互通行というか意思の疎通というか、お互いの関係が継続の力になっているということを改めて確認できた気がした。

たまたま調子の悪いiPadでNewsweek日本版を見ていたら、なにかと話題の相撲で優勝した栃ノ心の出身地ジョージアの写真家ナテラ・グリガラシュヴィリの記事を見つけた。彼女は、自分の故郷の山村風景を写真に記録し続けている。ジョージアは、2年間で200の村が消滅したらしい。限界集落が増え続ける日本の現状の未来が予測できる。たった数センチの雪で機能しなくなるような都市へ一極集中の施策は果たして正しいのだろうか?それでどれだけ多くの地方の暮らし文化が失われるのだろう。

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