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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

週末の坊主 

2018/03/09
Fri. 23:26

珍しく仕事が休みだというワイフが朝寝を貪っている。
こういう朝はめったにないからゆっくり寝かせておいてやろうと、起こさないようにできるだけ静かに朝の支度をして家を出た。
このところ急に暖かくなったり大風が吹いたり落ち着かない。
今朝の石見銀山はどちらかというと「少し寒いかな?」と感じたが、我慢できないほどでもない。

週末から来週にかけて寺の用事が続くから、荷物の移動がいつもより少し多い。2回に分けて結界君へ積み込んで万善寺へ向かった。
飯南高原で銀山街道から出雲街道へ入ると目の前の琴弾山が白くなっている。万善寺は標高450mくらいだから、だいたい目算で標高600mくらいから上のほうは雪が降って積もっていた。慎重に境内へ結界君を乗り入れたら、なんとか庫裏玄関前までそのまま進めそうだ。最初の寒波がやってきてからあと、今朝になってメチャクチャ久しぶりにいつもの定位置へ結界君を駐車することができた。
それでも、やはり寒い。
しばらく薄着でいたから、さすがにこの寒さは身体にこたえる。荷物を降ろしている最中もときおり雪が舞い降りてくる。琴弾山の上の方に降っている雪が解けないで風に乗って境内まで運ばれているのだろう。
出来上がった小品の彫刻に錆び付けをして一晩外へ出しておいたのだが、この寒さで錆液の化学反応も進行が鈍くてほとんど変化がみられない。このまま一日こんな状態ならストーブの近くの暖かいところへ移動しておいたほうが良さそうだ。

土曜日から日曜日にかけてお寺参りの法事が続く。
施主さんに電話で人数を確認すると2日合わせて参列が30人近くになるという。それだけの数が集まって法事となると、お茶の支度がおおごとだ。
彫刻の世話を終わって、やっとひと心地ついて、いつものように珈琲を一杯やりながら一日のスケジュールを組み立てた。
坊主一人の接待になるから十分なことはできないが、それでも饅頭一皿と番茶くらいは用意しておかないといけない。湯呑みに菓子皿に懐紙にクロモジを揃えて、夕方には番茶のポットを用意しておくことになる。庫裏の方でそこまで準備してから、近くの店まで出かけて饅頭を人数分仕入れた。
1年前に母親が死んでから私が寺のすべてを厳しく管理するようになって、ネズミが激減した。それまでは、本堂のお供え物とか来客用の湯茶や菓子皿の準備とか食べかけのお菓子とか毎度の食事の食べ残しとか、台所の流しの生ゴミやゴミ箱の中身まで、ネズミの餌になるようなものを無造作に放置してあることばかりで、毎晩のように寺のアチコチからネズミが動き回る音が聞こえてきた。前住職夫婦の時代は、ホームセンターでネズミ退治の毒エサや粘着シートや捕獲カゴなどを買ってきてネズミ退治をしていたが、ようするに彼等の食べ物が無くなればそれで問題もほぼ解決することだから、寺の管理が自分に変わってから後、ことごとくそのあたりの不具合を改善して1年たった。
夜になって、墨を擦って塔婆を3枚書いて法衣を準備して、ツマミを造って一杯やった。

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2018-03