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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

坊主走る! 

2018/03/11
Sun. 23:22

午前中は隣町のお寺のお手伝い法事で鐘つき坊主を務め、午後は万善寺のお参りでお檀家さんの3回忌法事。
法衣をたたむ間もなく1日2つの法事で走り回った。

冬の間の参道の雪かきがこたえて、特に右膝から太腿お尻を通って腰まで激痛が走る。朝の起きてすぐは、歩くのもままならないほどつらい。おまけに、今朝は放射冷却でぐっと冷え込み、前日の雪解け水がバリバリに固まって、少しの日陰でもスリップの危険があってアクセルとブレーキを踏み分けするたびに身体の右半分が痛くて痺れて頭がクラクラして卒倒しそうだった。

寺の勝手口で鉄の錆び付けをしているのだが、冬に逆戻りしたようなこの数日の寒さで錆液の化学反応が鈍くてこまる。
起きてすぐ、顔も洗わないで錆液を塗るのだが、午前中の法事から帰って確認しても錆の変化を見分けることが出来ない。
今まで、何度も冬の彫刻制作や錆液の化学着色をしてきたが、こんなことははじめてでどうにもしようがない。たぶん、それだけ気温が低いということなのだろう。

集中した法事の最中も、だいたい今年の強力寒波が話題になっていて、もう80歳を越えたご高齢のおじいちゃんも「今年みたいに寒いのは生まれて初めてだがねぇ〜!」としきりにそんな話題を周囲に振っていらした。一見するとあのおじいちゃん、まだボケてなさそうだし、彼の年齢で未経験の寒さだと云うくらいだから、それこそ今年の島根県中国山地一帯では100年に1度あるかないかの出来事であったのかもしれない。
万善寺の場合は、水道の不具合と、参道の道開けに悩まされたくらいで、あとは停電も短時間だったし、プロパンガスもカセットコンロで代用できたし、厳しくはあったが、生活が停滞する一歩手前でなんとか持ちこたえていたところもある。
詳しくは分からないが、お檀家さんのお話だと、停電が長引いた一帯の電化住宅では、予備のバッテリー電源とお湯用の給水タンクがほとんど底をついて、停電がもう1日続いたら一家全員で避難するしか無い状態であったらしい。他にも、水が出ないからお風呂は毎日近くの温泉へ通っていたとか、そうすると、みんなが同じ考えで、温泉施設が超満員で芋洗い状態だったとか、斎膳の席で冬の間の色々な話題というか情報交換が飛び交っていた。

1日の法事をすべて終わって万善寺へ帰ってきたのが夜の7時近かった。
法事2つで斎膳も2回お付き合いさせていただいて、もう自分の身体中飲食の入る隙間がない。折弁当やお供えや果物籠も2つ分で一抱えあって、鮮度のあるうちに一人でありがたく頂くことも不可能だし、半分を本堂へお供えしたあと、急きょ思いついてワイフに電話して石見銀山へ日持ちのしない半分ほど持ち帰ることにした。
正月から少しずつ消費してあと残りわずかになっていた冷凍庫の餅であったが、この2日間でお供えの鏡餅や切り餅が一気に増えてもと通りになった。この調子でこれから1年間は、万善寺の冷凍庫がお餅で占領されることのなるのかもしれない。

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2018-03