FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

花冷えの銀座 

2018/03/30
Fri. 23:41

2年前も銀座のギャラリーで1週間彫刻展の受付をしたが、確かあの時は会期が今より1週間ほどあとで、4月に入っていたと思う・・・が、記憶が間違っているかもしれない。
とにかく、今度の展覧会は、2年前より来場が少なく感じる(気のせいかもしれない・・)。
芳名録の記帳簿へ記帳する人は、今回が多い気がするけど、それでもフラリとギャラリーへ立ち寄った人は記帳しないでそのままフラリと去ってしまう。そういう人が減ったように感じる。日が長くなりつつあっても、今の時期でクローズの迫った夕方の7時となると看板の灯りのほうが目立ってくる。そういうことも来場数に関係しているかもしれない。
吉田家二人の彫刻家目当てに16人が会場へ来てくれた。最終日に来るという連絡も入っているので、もう少し増えるかもしれない。総入場者数が150人チョットだから、島根在住彫刻家としては広報活動も健闘している方だと勝手に納得している。

前回いつ映画館に入ったか全く覚えていないほど久しぶりにキーポンと新宿で映画を観た。その帰り道に小さな公園があって、そこに咲く桜の花びらが路肩の電柱脇へビッシリと吹き溜まって、辺り一帯が淡いピンク色に染まっていた。桜の種類にもよるだろうが、東京は4月になる前に桜の花が終わりそうだ。
田舎に暮らしていると、周囲の草木の変化がそのまま季節の変わり目を教えてくれるので、なんとなくそれと連動して節目の行事を覚えていたりする。
今は1週間を留守にしているから、島根の現状がわからなくて落ち着かない。
ワイフと電話で話すたびに桜はどうだとかすももはどうしたとか聞くものだから、今日になって吉田家グループLINEへ銀山川に面した裏庭の様子写真を添付してくれた。すももは白い花がキレイに咲いているし、菜の花もアチコチに黄色い島をつくっているが、吉田家の桜はまだやっと一つ二つ花が開いている程度だった。石見銀山でそのくらいなら飯南高原の万善寺は、まだ梅の花が残っているかもしれない。

日が暮れてから一気に冷え込んだ。このところ暖かい日が続いていてそれに慣れていたから少々つらい。会場をクローズして最寄り駅で下車してキーポンのアパートまで帰っていたら、居酒屋の集まった横丁を抜けた当たりで細い路地からキジトラのネコがヒョイと飛び出してきた。たまたま方向が同じでしばらく横に並んで歩いていたが、それからまたすぐ先の民家の隙間へ曲がって見えなくなった。ソコソコ立派に太って貫禄のある老猫に見えた。キジトラの模様がもう少しグレーっぽくてほっそりと若返らせたら、明大前で同居していたタマの雰囲気によく似ていた。それで久しぶりにあの頃を思い出した。
どういうきっかけでタマが私に近づいてきたのか覚えていない。特にだきあげて頬ずりするわけでもなく、もちろん、貧乏暮らしで猫飯を自分で食べることはあってもタマのためにつくってやることなど無かったのに、なんとなくお互いの距離が縮まって、私が帰宅して鍵を開けて部屋の電気をつけると、タマはゴミの掃き出し窓から入って自分から私の膝へ乗ってきたりする、なんとも奇妙な適度な距離感の関係が2年位は続いただろうか?・・・それから、その家を取り壊すことになって引っ越しが決まって荷物の整理などをし始めたところで、フラリと何処かへ行って見えなくなった。あのタマはもうとっくに死んでいるくらい昔のことだ。吉田家のネコチャンズは今頃どうしているだろう・・・

IMG_2879.jpg
IMG_2880.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2018-03