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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

銀座の彫刻展終了! 

2018/03/31
Sat. 23:20

展覧会の1週間がアッという間に過ぎた。
自分としては、近年まれにみる濃厚な日々となった。
当分の間、何かにつけてこの数日の出来事を思い出すことになりそうだ。

島根に帰って落ち着いてからだいたい35年ほどになる。
その間に4人の子供が生まれて、それぞれそれなりに育って、久しぶりにワイフとの二人暮らしがはじまったと思ったら、私の両親が相次いで他界した。
万善寺のことも、誰に気兼ねすることもなく自分の思うようにコトを進めることが出来るようになったはずなのだが、いまだに先代夫婦の後始末で毎日が過ぎている。
それに加えて今度の強烈寒波のダメージがのしかかって、またその上に今回の彫刻展が迫って、結局修繕半ばで1週間ほど寺を留守にすることになった。

彫刻の方は自分の好きで始めて、それから今まで続けていることだから、少々の無理も苦労も気にならないで乗り切っている。
今年に入って最初の制作になった彫刻も、計画では立春が過ぎたら工場へ通うつもりにしていた。ところが、次々と押し寄せる寒波のおかげで寺を離れることが難しくなって、その計画が大幅に狂った。それでも最後の辻褄をあわせるところまではなんとか持ち直して展覧会のメンバーへ大きな迷惑をかけることは回避できた気がする。
いずれにしても、幾つかの彫刻展は毎年恒例のことになっているし、長期的な計画を練っておけば直前のドタバタで大騒ぎすることもないのだが、やはり生来の怠け者にはそれがナカナカ出来なくて難しい。

午後になって、関東各地から出品の作家が少しずつ集まってきた。
遠方の作家は、奈良からiさんが搬出に上京された以外は、会場へ集まったメンバーで梱包を手分けして発送するまでを代行することになる。会員も年数を重ねたベテランになると、すべて遺漏なく手配できているが、出品歴の少ない作家は展覧会全体の流れに不慣れなところもあって、なかなかトンチンカンで微笑ましいミスがあったりする。30分足らずの間に全ての彫刻を梱包してクロネコさんへ託すわけだから、よほどに手早く作業を進めないとみんなが迷惑する。まぁ、こういう展覧会の前フリ後フリの諸々の作業は、自分の流した汗の量で身体に覚えさせるしか無いことだと思う。そうしてみると、彫刻家吉田正純は、まだ自分の彫刻を造る以前からワイフの制作や搬入出を手伝ったりしながら少しずつ大事なことを覚えて今に至っているわけだから、相当量の汗を流したことになる。

島根の彫刻展も、こういう過去からの彫刻絡みのアレコレが蓄積されているから、自分の動きやすいようにスケジュールを組み立てて楽にすることが出来ている。
助成金で運営していた企画が、昨年度で一区切り着いた。
2010年に思い立って企画がスタートして、当初の2年間は実績を積み上げることを目標に自己資金で運営した。そういう原点に帰って、今年度の島根県各地巡回の彫刻展は自己資金をメインにして協賛金を獲得しながら乗り切ってみようと思っている。コレが上手くいったら、助成金母体への報告書作成の義務が無くなってボクとしてはとても気楽になれる。そろそろ、こういう少々堅苦しい文化事業も後進につなぐ時期だとも思っている。

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