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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

バカルディラム 

2018/05/25
Fri. 23:14

隣町のお寺で大般若経転読会の手間替え法要がある。
膝が曲がらなくなって苦労しているが、昨年はまだ痛みを我慢して無理をすれば不格好な正座くらいはできていた。
それから1年の間に膝も含めて足首とが腰とか下半身が悪くなってきた。
まずは、身体が動いてナンボのものだし、今年は手間替え法要も無理をやめて自前の椅子持参で乗り切ることにした。
座禅を修行の第一とする宗門の坊主としては恥さらしのことだが、周囲の目を気にしてばかりいて自分を見失うのもまた坊主として恥さらしのことと、自分を自分で都合よく慰めてこれから先のことを乗り切ることに決めた。

私は元々体育系のような集団行動が苦手だ。
曹洞宗はどちらかというと仏教各宗の中でも体育系寄りに振れている方だと思っていて、その上たまたまかもしれないが、周辺寺院のお坊さん方も学生時代は野球部に所属の方が大多数を締め、他にもバレーボールだったりテニスだったり・・・そういう方面で華々しく活躍されていた方々ばかり。その中で、美術部だったり吹奏楽部だったり完全文化系に浸りきっていた私は、とにかく、どの寺でもどの方丈さんとも打ち解けた話が出来にくくてなかなか居心地の悪い坊主付き合いをさせてもらっている。一方、かえってそのくらいの少し距離を置いた付き合いのほうが気楽でいられる気もしている。

日本と半日くらいの時差があるフロリダ暮らしのノッチが、SNSで近況を知らせてきた。
あと3ヶ月ほどで帰国が決まっているから、今のうちにあちこち旅行などして楽しもうと考えているようで、少し前のメキシコから今度はプエルトリコへ行ってきたようだ。
吉田家の子供達の中で、ノッチが一番酒好きでアルコールに強いと思う。
ワイフは、家系的に酒とは縁のないところで育って大きくなっているから、お酒の旨さをほとんど理解しないまま今に至っている。そういうこともあって、吉田家でのオヤジの晩酌は結構緊張しながら楽しんでいるところもあるのだが、たまにノッチと一緒に飲むと、何時になく盛り上がって、とにかく楽しい。彼女はこんなオヤジとどのように思って付き合ってくれているのかわからないが、父娘の関係でそういう楽しいお酒が飲めるということは、とても幸せなことだと自分では思っている。
プエルトリコというと、やはりバカルディラムを思い出す。そして、ノッチはモヒートやビールが好きなようで、SNSの写真もやはりうまそうなバカルディだった。

そのノッチが、フロリダを起点にアチコチ旅しながら着々と帰国後の就活に取り組んでいるようで、すでに、転職用の履歴書を作成済みで、検討リストも十数件ピックアップできているらしい。
私の時代には彼女のような就活形態は想像もできない未知の世界だった。たった半世紀足らずの間に情報世界が激変した。
ノッチはそういう時代の流れをとても上手にマイペースに泳いでいると思う。島根の田舎暮らしでは想像不能な現実に直面して苦労していることも多々あるだろうが、自分を信じて乗り切って欲しい。オヤジは彼女の足手まといにならないよう気をつけないとね・・・

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