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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

大般若会厳修 

2018/06/16
Sat. 23:49

美術のコアなメンバーで午前0時過ぎまで作戦会議と称した飲み会を続けたから、普通どおりに起きれるか心配しながら寝たのに、なんのこともない、大般若会当日の朝はいつもにも増して爽快な目覚めになった。

まずは飲み散らかした食器類などを片付けて、本堂を一巡して、玄関の掃除に取り掛かっていたら、自前のシュラフへ包まって寝ていたタケちゃんが目を覚ました。少し落ち着いたらコーヒーでも淹れてあげようと思っていたのに、そのまま慌ただしく身の回りを片付けて帰っていった。
タケちゃんの場合、土曜日は普通休みなのだろうに仕事があるようなことを言っていた。私のような自営業と云うか自由業は世間の休日や祭日など関係なしにその時々を乗り切っているから、前回の休日はいつだったのかまったく記憶にないまま普通に毎日が過ぎているが、月々の給料で暮らしている厚生年金組の人たちはもっと規則正しく就業することをしても良いはずなのに、なかなかそうも云っていられなさそうだ。当事者で慣れてしまえば、いつの間にかそういう暮らしも当たり前になってしまうのかもしれないが、やはり労働条件のねじれ具合を身近で見聞するとあまり良い感じがしない。

大般若会の受付帳場で必要なものをプリントアウトしたり塔婆回向用の硯箱を準備したりしていたら、手伝いのワイフが到着した。
万善寺の年中法要は、全てワイフとナンチャッテ住職のボクと二人で大雑把に役割分担を手分けして切り盛りしている。
近隣寺院でこの極小規模の寺院経営は例がない。1日の仕事量を収支計上すると、万善寺主催の法要事業としては、なんとかして現状維持を続けないと収支のバランスが崩れて一事業での赤字が確定してしまう。厳しい話だが、もちろん役員報酬は返上して布施収入の全てを随喜方丈さんへの接待費と薄謝、お参りのお檀家さんの茶菓子代と粗品、本堂の荘厳やお供えの消耗品、それに若干の事務費や案内配りの行動費に当て、残りがワイフの人件費になるというスンポウだが、場合によっては人件費大幅カットもあったりして、そういう時は別立てのポケットマネーをかき集めてワイフのご機嫌をとらせていただいているといったあんばい。
そうまでして、「わざわざ年中行事を増やす必要もないだろう!」と、ワイフに小言を言われつつ、やっと念願かなって大般若会を別立てにして厳修することが出来た。
結果、事付けも含めて予想以上のお参りになった・・・といっても、17人。
この数字は、今の万善寺としては上出来だと思う。それに、この法要で女人信者さんが微増したことも特筆に値する。
そうそう・・・随喜をお願いしていた方丈さんがお一人欠席された。事前にお知らせはしておいたのだが、法要の移動を失念されたのだろう。おおよそ予測もできていたから大勢に影響はないものの、やはり大般若会としてはもう少し賑やかであってほしかった。

今の宗教離れに拍車のかかった殺伐とした世の中にあって、寺の役割が葬式や法事の弔事だけではないのだ!・・・ということを、少しでも体験的に知ってもらえるようにできればいいと思っている・・・
「おつかれさま!」「おつかれさま!」・・・ワイフと二人で1日をねぎらいあった。心地よい疲労になった・・・

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2018-06