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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

梅雨本番 

2018/07/04
Wed. 23:53

飯南高原とその周辺に点在する禅宗寺院の大般若会法要が一巡して一段落。

昨年までは、万善寺だけがポツンと離れて8月にあった。
そもそもの大般若会法要の意味合いから、地域の事情を考慮した春から初夏へかけての時期に法要を集めたほうが妥当だとして、住職を引き継いでから何年もその気持を温めていた。それが今年になってやっと具体的に実践できたことになる。

島根の飯南高原あたりは毛利元就さん以降寺院の改宗などで浄土真宗が殆どになった。
その中で禅宗は臨済宗2ヵ寺、曹洞宗3ヵ寺が現役で機能していて、他宗も含めて他の幾つかの寺院は廃寺か空き寺か兼務寺になる。
大般若会法要を厳修するのは現役で機能する禅寺だけで、それぞれ手間替え随喜する。

大般若会は、原則として600巻の大般若波羅蜜多経典を転読する佛法興隆国家平安身体安全祈祷としてとても重要な法要になる。各寺院の住職が導師を勤め、大般若理趣分経を読み通し、同時に随喜の方丈さまが大般若波羅蜜多経を転読される。
住職の理趣分経作法は寺ごとに口伝されたものでそれぞれ違うが、住職の世代交代もほぼ落ち着いた最近は、特におたがい申し合わせるわけでもなく、なんとなく随喜の方丈さまに負担のかからないような工夫が各寺院でされるようになってきた。
ざっくりいうと、割愛も出来ない大事なポイントを抽出して法要を簡易的簡潔にまとめるということ。
正式な法式に沿って法要を勧めたら相当長いことになって、お参りの檀信徒さんもグッタリ疲れて祈祷どころではなくなって本末転倒と化す。
時代の流れに流されてばかりもよろしくないが、世間の目が向く先を無視もできない。
大事なのは、それぞれの方丈さまが経典の根本をしっかり自覚して粛々と念を込めて一つの法要に向き合うということだと思う。
もっとも、万善寺住職のナンチャッテ坊主は、なかなかキッチリと念の入った理趣分経読み込みが出来ないで恥ずかしい始末だが・・・

とにかく、6月に万善寺が終わって、7月に入って昨日厳修された臨済禅寺の大般若会で今年の各寺院が一巡した。なんとなく気持ちもスッキリして清々しい・・・といったところだが、天気の方は思わしくなく、法要が終了するのを待っていたように、曇天が増して雨になった。梅雨だから仕方ないことだが、それにしても最近の島根全域はいつも以上に水含量が増して、このまま雨が続くと災害を避けられないところまできている。
寺のことはもちろんだが、石見銀山も気になるし、断続的な豪雨の続く銀山街道を北上して夕方少し早めに吉田家へ帰着した。
珍しくクロが愛想よく出迎えてくれた。シロもどこかから現れて甘え鳴きしながら抱っこをせがんできた。ネコチャンズも豪雨の天候不順で落ち着かないのかもしれない。
ワイフに帰宅を伝えて荷物をおいてシロを抱きしめてやった・・・のだが、それが気に入らなかったのか?突然腕の中でもがき始めておもいっきり引掻かれた・・・汗をかきながら大般若波羅蜜多経を転読したのに、ボク自身へのご利益は付いてこなかったようだ・・

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2018-07