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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

夫婦水入らず 

2018/07/10
Tue. 23:54

とにかく、朝から晩まで一日中暑くてかなわない・・・
働かなければいけないことが山ほど溜まっているのに、身体が動かない・・・というより、気持ちが萎えて吉田という人間が使い物にならない・・・

しばらく続いた万善寺の一人暮らしに、少しほど区切りをつけて石見銀山の吉田家を基地に通勤坊主の暮らしへ切り替えたばかりなのだが、とにかく、何をするにもヤル気が起きない。まだ7月になったばかりなのに、もう夏バテが始まっているのかもしれない。

毎朝几帳面にテレビを見ながら朝食をはじめたワイフへ「今日の予定は?」と聞いたら、「今日は一日特になにもない」ということだった。
そういえば今年度から月曜日に休めることが増えたようなことを云っていた。私ほどあなた任せの受動的スケジュールで動くほどではないが、時間講師のワイフも1週間がかなり不規則なスケジュールで過ぎることが多い。
キーポンが一人暮らしを始めてから夫婦の時間がもっと増えるだろうと漠然と思っていたら、そういうことはまったくなくて、むしろお互いに時間の拘束が微妙にズレることが多くなって、一日中二人でゴロゴロしている日が激減してしまった。子供の手が離れて、リタイヤの年齢にもなって、今更忙しくなりすぎてしまうのもおかしなことだ。本当ならもう少しノンビリとゆったりと一日が過ぎていても良いような気がするのに、なかなか思うように上手く日常が回らない。
私の石見銀山滞在時間もこの2〜3年でどんどん少なくなっている。完全なる別居というわけでもないが、1年を均すと3〜4ヶ月は別居で暮らしている気がする。

「映画観に行かない?」
「何観るの?」
「モリのいる場所」
「あぁ〜、あなたが観たいって云ってたやつ・・・、良いわよ、私も観たいと思ってたから・・それで、何時のにする?」
「早い時間がいいな・・・どこかで昼ごはん食べれるくらいの・・・」

監督の沖田修一さんは、確か日大芸術学部の出身だったと思う。間違ってたらゴメンナサイ・・・
まだ若い人だが、とても丁寧にコツコツと積み重ねられた映像になんとも言えない暖かくて包容力のある「間」が感じられて、最近の若い監督さんの中ではボク的に気に入っている。
「モリ」とは、熊谷守一さんのこと。
映画は、晩年の熊谷さんの暮らしの1ページを切り取ったようなシンプルな構成になっていて、熊谷さんの日常が淡々と紡がれていく。
嘘か真か・・・守一さん役の山崎努さんが、監督に「ボクは熊谷守一さんが大好きなんです・・」というようなことをなにかのついでの話題にしたそうで「それならそれを映画にしましょう!」ということになって映画が一本出来上がったらしい・・良いなぁ〜〜・・・
絵を描くシーンが無かった。それがとても良かった・・・

mori_P.jpg

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2018-07