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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

境内放置 

2018/08/07
Tue. 23:17

たまには気持ちを切り替えようとインターネットラジオを探って、朝からハワイアンを聴いた。
あいかわらず猛暑が続いているが、不思議なもので常夏の国ハワイやその周辺の音楽を聴いていると、猛暑の現実を自然に受け入れることができているような気がする。
単なる錯覚だけのことかも知れないが、今の自分にはそれなりに身心冷却の効果があるような気もした。

すでに完成している映画の公開待ちの間に原作を押さえておこうとAmazon経由で注文しておいた「日々是好日」の文庫本が届いた。
本にはたいへん失礼なことと思いつつ、朝に夕にトイレ読書を続けて、もう半分くらいまで読み終わった。
今年は寺の境内を「放置したままひと夏を乗り切ってみても良いかな?」と、なんとなく身勝手に決めてしまったようなところがあって、その結果、庫裏の西側一帯へみるみる雑草が生い茂って、裏山との境界が曖昧になっている。
スズメの集団が1日に何度も巡回して古古米をつついているし、時々は山鳩のツガイも古古米の器へ頭を突っ込んでいたりする。
まだ、庭の面影が残っていた頃は保賀の谷の鳥たちも遠巻きに私の行動を確認する程度だったが、最近はしだいに図々しくなって、西陽を浴びながら台所で洗い物をしたりしているすぐ窓の外をスズメたちが平気でピョンピョン跳ね歩いていたりして、時々視線があうのが確認できるほど距離が近づいた。

スズメというと、隣町の同宗寺院のご住職が亡くなって1年が経つ。
そのご住職はスズメに食パンを千切って餌付けをされていた。餌付けのヌシが亡くなった今でも、パンがもらえるかも知れないと「時々スズメたちが窓際へ集まってくるんですよ」と、1周忌の法要が終わった後の斎膳の席で無住になった寺の管理をされるお檀家の総代さんが懐かしそうに話していらした。
昼過ぎからそのお寺の施食会手間替え随喜に出かけた。
昨年から住職を引き継がれた息子さんが導師をされて、今年も沢山のお参りがあって賑やかな施食会になった。
息子さんの方は、すでに松江のお寺で住職をされているので、今は兼務寺の扱いになった。前住職の代に本堂や庫裏全て一切合切新築再建されたからとてもキレイで新しいまま空き寺になったことになる。
ガタピシ万善寺と比べてもどうしょうもないことだが、今のように雑草がはびこったりしているとよけいに見た目の差が広がって万善寺のがみすぼらしく見える。
そんな経緯を世間話のようにワイフへしゃべっていたら「今更そんなこと言ってもどうなるもんでもないでしょう!あなたはあなたで出来るようにするしか無いことなんじゃないの?」と、叱られた。
自分としては、別に寺を比べてどうこう思っているわけでも無い普通の世間話のつもりだったのだが、ワイフにはそのように聞き取れなかったらしい。
まさに日々是好日に暮らすことの厳しさや難しさを具体的に感じたしだいであります・・

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2018-08