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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

アッチもコッチも 

2019/12/30
Mon. 10:43

24日のクリスマスイブは小品彫刻展の最終日だった。
吉田はお檀家さんの二・七日以芳忌で朝から通勤坊主。
展覧会の方は、12月に入ってクローズが1時間早まって夕方5時になったから、その時間に間に合うように寺を出発することが難しい状態のまま日が過ぎた。とにかく、最終日だけでも受付をしながら会場の様子を見ようと急いだのだが、石見銀山へ到着したのは結局クローズぎりぎりになってしまった。記帳を確認したら広島在住で絵画の作家F氏のサインがあった。あとになってショップスタッフが「家族で観光だったみたいで、展覧会のポスターを町内で見られたそうで・・」と彼の名刺を手渡してくれた。
クローズのあと、1時間位かかって展示台から彫刻を降ろし、送られた梱包材を広げてたところでその日はひとまず作業を終わらせた。夜になってF氏にお礼の電話を入れると、良い目の保養をさせてもらったと嘘か真か有り難いねぎらいのお言葉を頂いた。

25日は朝から彫刻の梱包にとりかかった。
年末のことで県内からの出品作家もそれぞれに自分のことで忙しいだろうと、最初から手間の助けは期待していなかったが、作業中に作家の一人から「明日にはお手伝いしますので・・・」と電話が入って、それでまたヤル気が出た。「今日中に全部終わらせるから大丈夫!」と気持ちだけありがたく受け取って作業をしていたら午後になってショップ関係者の男性社員が集合して、展示台や梱包済みの彫刻の運搬を手伝ってくれた。手間数が一気に増えて一瞬で搬出作業が終わった。
夜になって雨になった。

26日は丁度小品彫刻展がスタートした日に亡くなったおばあさんの四十九日大練忌と重なったので早朝に石見銀山を出発した。前夜の雨を心配したが朝にはやんでいた。万善寺から急げばその日のうちに彫刻の発送ができる。吉田家へ帰ると直ぐに銀くんへ梱包した彫刻を積み込んで近くの郵便局へ走った。すでに集配が終わった後だったようなのに局長さんがさり気なく集配中の局員へ電話をしてくれた。あまり大きな声では言えないが、こういう時に多少の融通が効くのも顔見知りの田舎の小さな郵便局のいいところだ。
それから1~2日のうちに、SNSで五月雨にアチコチの作家から彫刻受け取り完了の知らせが入った。

あれからまた1週間が過ぎて、明日は大晦日で令和元年が終わり、そして、万善寺のナンチャッテ住職は小品彫刻展交流会前日に葬儀のあったおばあさんの三・七日洒水忌。
今年の小品彫刻展は、ことごとく万善寺の葬儀仏事と重なって少々苦労した。
長い人生、こういうこともたまにはあるものだと実に具体的に実体験した。
まだ年末のアレコレやらなければいけないことも残っているが、出来ることを一つずつ片付けてそれで何かが残れば、それはそれで仕方がないことだ。
1年をふるいにかけて均せばそんなに大騒ぎするほど忙しいわけでもないのだが、こうして一人しかいない吉田の周辺で同じ時に別のことが重なるとアッチもコッチもいつもと同じようにはいかないから、結局アッチにもコッチにも迷惑をかけてしまう。
坊主も彫刻家も自営で自由業なはずなのに兼業となるとなかなか難しいものだ・・・

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