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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

鯛とリーバイス 

2020/05/07
Thu. 23:44

飯南高原は春先まで休止していた水田で大小の農耕機が動きだして田起こしが始まった。
連休にはいる頃から一気に活気づいて用水路から水が引き込まれてしろかきが始まって、早いところは田植えも始まった。
昔、まだ土日の2連休もなくて春の連休に飛び石が残っていた頃は、義務教育で学校へ通う子どもたちも飛び石の本来出校日を「田植え休み」と称する臨時休校にして家族や地域総出で田植えをしていた。
今は田んぼの農地整理も進んで大きな農耕機が楽に動かせるようになって農作業に人海戦術の人手を頼ることもなくなって、連休が終わる頃には水田一面すっかり田植えが終わっている。農作業も機械化の導入が進んで随分と楽になった。

全国的に蔓延したコロナウイルスの拡散抑制のために連休中は不要不急の外出自粛が徹底された。
飯南高原は中国山地を越えれば広島県のすぐ近くまでコロナウイルスが迫っていて日常の生活に気が抜けない。それでも春の田植えは時期を選ぶから自宅にこもってジッとしている訳にもいかない。農家のお年寄りの一人暮らしでは都会で暮らす家族の帰省自粛もあって田仕事が停滞してしまった。学校の休校延長で仕事も休めないまま子供を自宅に残した保護者の心配も深刻だ。
地域に点在する寺院僧侶の皆さんは宗派を超えてほとんどが地方公務員と兼業だから特に日常の暮らしで大きな影響もなさそうだが、私のように彫刻を造りながらの専業坊主に近い暮らしが1ヶ月以上続くとさすがに少々つらい。時間講師で家計を助けてくれているワイフも新学期が始まってから仕事の休みが続いて収入が絶えたままだ。

いろいろな立場の違いで心配の事情も様々に違うことだろうが、いずれにしてもなんとか無事に過ごしていられるだけでありがたいことだと思う。
4月の終わりに誕生日を迎えてまた一つ歳をとった。
自分では今更この歳になって自分の誕生日をあらためて祝うようなこともなくていたって平常に過ぎたが、それでも家族のそれぞれはそれなりにオヤジの誕生日を気にかけてくれていて、時節柄そういう思いやりが何時にも増して心にしみた。
誕生日当日もいつもと変わりなく通勤坊主で1日中寺暮らしが続いて夕方に帰宅すると、珍しく風呂が沸いていて、夕食には尾頭付きの鯛が出た。同じ尾頭付きでもいつもの吉田家では頭を縦割りした「あら煮」が定番だから、さて?本物の尾頭付きは何年ぶりになるか?いや、何十年ぶりか?まったく思い出せないほど縁がない。とにかく久しぶりの焼きたてのホクホクの塩焼きは絶品だった。こうしてあらためて味わうと、やはり鯛は美味だ。
子どもたちからは、リーバイスの501が届いた。いつもはメキシコかエジプト産のノンウォッシュを買って、しばらくダブダブのまま履いてから洗濯しているのだが、今回プレゼントで届いたのはアメリカ産のノンウォッシュだった。今までの人生で本場アメリカ産は履いたことがない。サイズも変わりなくて洗濯すればピッタリと縮んで腰回りも股下も丁度良くなるはずなのだが、何故か股下は予想以上に余っていて腰回りがピッタリと窮屈だ。ひょっとしたら、一度洗濯すると腰が入らなくなるかもしれない。ドキドキ・・・

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