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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

お粗末住職 

2020/05/20
Wed. 17:10

島根県は不要不急の外出自粛要請が緩和されて、一見すると以前の日常の暮らしが戻ってきたように感じるが、2ヶ月近く続いた自粛生活に慣れてしまったのか、人の集まりやすい関係各所が自主的に自主規制を延長しているのか、金融機関やスーパー・コンビニなど何処へ行っても窓口に透明のビニールスクリーンがぶら下がっていたり、床に距離をおいた足跡マークやラインテープが貼り付けてあったり、それになにより公衆の場で行き交う人々のマスク姿はほぼ100%に近い。

寺の年間宗教行事は今のところすべて中止の状態が続いている。
何もなくて今まで通りの日常だと、5月中旬までに教区の新年度役員総会があったり、お大師講や大般若経転読会が開催されて、本年度の活動がスタートしている時期だ。
そうした、殆どすべての事業が中止されて宗教活動が完全に停止している中、教区のお寺さん方が事務局寺院へ集合して新年度最初の研修会と総会が行われた。
このところ雨の降り癖が続いていて、毎日のように降ってくる雨で境内周りの作務がすぐに中断してしまうものだから、雨のやみ間を見つけて10分でも20分でもチョコチョコと外に出て庭木を剪定したり裏山の熊笹を刈り込んだりしていて、研修総会の日も午前中はデスクワークをしながら外の様子を見ながら、庫裏を出たり入ったりと慌ただしく過ぎた。そういうことを言い訳にするわけではないが、総会に持参する大切な書類や印鑑などが入った手提げの籠を丸ごと忘れてしまったことに気づいたのは、車で20分くらい走った先にある会場寺院へ到着した後だった。ソレがないと総会が先に進まないほど大切なものだったから事務局にことわって万善寺へ取りに帰ることにした。そうして2往復している間に総会の定刻が過ぎてしまって、会場ではすでに研修会が始まっていた。内容は障害者差別の根絶に関する事例研究だった。その後総会で会計報告などすべての議題が終わってからマスク着用でお集まりのお寺さん方へ遅参の失礼を謝した。
教区のお寺さん方と今年度はじめて顔をあわせることになった日に遅参の失敗をするという「なんともお粗末な万善寺の住職となってしまったなぁ〜〜・・・」と1日を振り返りつつ運転しながら「去年の総会はどんなだったっけ??」と思い出そうとしたが、まったく思い出せないまま、そのうち万善寺へ到着してしまった。
昨日今日の出来事を忘れてしまうと、そろそろ痴呆を疑ったほうがよさそうであるらしいが、1年前のことを思い出せないくらいだと、それも痴呆のうちに入るのだろうか?憲正さんはどうだったかなぁ〜?
・・・とにかく、頭の思考回路が停滞して忘れることの多い1日が終わった。

午後からは台風並みの物凄い強風で帰りの銀くんが何度もふらついてかなり緊張した。
「この風だと今年の梅や李は全滅かもしれない・・・去年は良い梅がたくさん採れたのになぁ〜・・・」
右腕の痺れが残ったまま退院してまだ間がなくて、身体の無理も利かなくて庭の草刈りも出来なくて荒れ放題だったけど、梅や李の周辺はなんとかして下草だけは刈った。
「手術は成功ですがもう頚椎の中の神経が損傷してますから痺れはこれからも残るでしょぉ〜」と退院時にドクターから宣告された・・・アッ!そうだ!!去年の総会はまだ入院中だった!
陽が沈む少し前に出雲街道から右折して銀山街道へ入る頃にはすでに強風はおさまっていて、また雨が降りはじめた。

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2020-05