FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

Stuck with U  

2020/05/21
Thu. 18:55

吉田家の玄関を出ると昨日から降っていた雨はあがっていたが石見銀山の町並みはまだしっとりと濡れたままだった。毎日のようにシトシト降ったりやんだり雨が続くといつの間にか「梅雨になってしまったのかもしれない?」と思ってしまう。
銀山街道の道端にはアザミが咲き始めた。
渓流沿いの斜面ではアチコチでやま藤が紫の花を咲かせている。
国道から町道へ右折して保賀の谷へ入ると、正面に見えるはずの琴引山は濃い霧に包まれてまったく見えない。田植えが終わった水田では水面から覗いた苗稲が寒そうだ。
庫裏玄関の柱の水銀温度計が12℃だったし寒くて耐えられないから火鉢が復活した。
温暖化が進む近年のこの時期に、これだけ寒い日は珍しい。少し前に冬物の洗濯をだいたい済ませて、あとは夏物と入れ替えるばかりになっていたのに、またゴソゴソと引き出して重ね着をした。

万善寺の床下に住み着いていた黒猫が10日ほど前からいなくなった。
その少し前に天井裏でネズミが騒ぎ始めていて、ピンクの毒エサが和箪笥の改良衣の下とか香炉の灰の上とか洗濯して畳んであったバスタオルの中とか、セッセと運んで溜め込んでいたりしていた。野良猫は寺の周囲で動くものを何でも捕まえて食べていたから、ネズミと一緒に毒エサも食べてしまったのかもしれない。
猫を見かけなくなってしばらくしたらスズメの集団が境内へ帰ってきてうるさく鳴き始めるようになった。そのうちツバメも巣作りの場所を探して開け放していた庫裏玄関へ飛び込むようになって、それまで静かだった寺暮らしが急ににぎやかになった。
たった一匹の猫がいるといないとで寺の周囲の生き物たちの生態系が変わったようだ。
これから夏に向かって縁側のガラス窓を開けることも増えるし、寺中の建具を開け放して風を通すことも増えるから、野良猫が床の上下関係なく自由に入り込んだらどうしようと心配をしていたところだったから少し安心したが、一方、この数カ月間、どこかしらオヤジの一人暮らしにさりげなく寄り添ってくれていた気もして、今まで頻繁に見かけていた猫がいないとなるとチョットだけ淋しくもある。

裏の斜面の足元の悪いところで木を切っていたノコ刃がソレて指の関節を怪我した。チョットした気持ちの緩みだった。工場で彫刻を造るときも同じだが、一人でなにかする時はとにかく気持ちが集中していないと小さなミスが大きな怪我につながる。誰も助けてくれないから慎重に行動するしかない。日頃から一人でいることに慣れているから大きな支障があるわけでもないのだが、一人でいると小さな怪我でも心細くなるものだ。
AppleMusicから新譜や更新のお知らせが届いていたのでひと通り回覧した。
世界のミュージシャンもコロナウイルスで在宅が続いているようだ。
吉田のような在家坊主の彫刻家は年がら年中一人で在宅しているようなものだから特に日常の不便は感じていないが、コミュニティーの規模が桁違いに大きな彼らにとっては何かと不自由な暮らしでストレスも溜まっているだろう。
久しぶりのアリアナちゃんが、ジャスティンくんとコラボしてタイムリーで素敵なシングル(Stuck with U )が出来ていた。最近の通勤坊主で耳のお供に欠かせない。欧米の人達は日頃からスキンシップが濃密だから随分と苦労しているのだろうなぁ〜・・

IMG_1126.jpeg
IMG_1129.jpeg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2020-05