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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

コロナ渦 

2020/05/28
Thu. 17:06

何時頃何処からやってきたのか、境内の西側へ回り込んだ石垣沿いに根付いたムラサキツユクサが次々と花を咲かせ始めた。
飯南高原では6月を待たないで田植えがほぼ終わった。次は減反の田んぼへ大豆や蕎麦が植えられることになるのだが、それにプラスして耕作放棄地も増えてきたようだ。飯南高原の農耕地帯ではコロナ渦より高齢過疎化の影響のほうが大きいように感じる。
この頃は、雨と晴れが周期的に交互に巡ってくるので、寺と吉田家の整備作務のスケジュールが決めやすくなった。
それで、吉田家裏庭の方はおおよそ一巡して片付いて、あとは朝夕のひと時ほど枯れ草や枯れ木のクヨシをすればいつかそのうち片付くはずだ。
寺の方は、境内の東西南北をグルグル回りながら作務を続けているが、6月の万善寺大般若経転読会までに一巡して片付くことは難しいだろう。

3日ほど吉田家裏庭にかかりっきりだったから、その間に万善寺のポストが郵便物でいっぱいになっていた。
殆どは仏具屋さんからのダイレクトメールだったが、業者さんもコロナ対策絡みでなかなか商魂たくましい。
飯南高原一帯ではすでに行政からの第二弾マスク配布もあって、都合7枚ほど寺のポストへ投函されていた。ソレに加えて仏具屋さんからは白衣生地で造ったマスクが3枚送られてきたり、作務衣とおそろいマスクの注文表が届いていたりと、これから先、坊主業界でも当分の間各種マスクが大流行しそうだ。
SNSでもマスクデザインは賑わっているし、すでにワイフは吉田家家族のマスクを何枚も手づくりしているし、ポジティブなコロナ予防は小さなコミュニティーを越えて世界中に洗練されたマスクファッションが流行すると、それはそれでなかなか面白くなりそうだ。
ちなみに、あの「アベノマスク」は未だに島根の吉田家へは届いていない。今更届いてもまず使うことはないだろうと思いつつ、かといって廃棄するのもどうかと思うし、取り扱いに悩む面倒が残っていたのだが、なっちゃんが「捨てる神あればナントカ・・」という面白い情報を教えてくれた。

今年秋の展覧会に向けて本部事務局からアンケートが届いた。彫刻の制作出品展示作業は、人の濃密接触や長距離移動は避けられないから回答に窮した。
作家それぞれに制作発表の形態が違っているから、アンケート結果をもとにして展覧会の方向性を統一することは不可能だろうと思う。
個人的主観になるが、展覧会の本展開催が決定された場合は今までと変わりなく彫刻展示や搬入出に六本木まで往復しようと考えている。私の場合、彫刻展示は他人に任せることが出来ないからだ。それでも、例えば彫刻移動でお世話になっている業者さんに東京往復のチャータートラックを拒否されたり、共同搬入の作家が出品辞退をしたりすれば、彫刻の制作は出来ても展示発表が出来なくなる可能性もあるわけで、結局は体制の決定に我が身を委ねるしか選択肢は無いことになる。
コロナ渦は一人の彫刻作家のモチベーションにまで大きな影響を及ぼしている。
不要不急の外出自粛は、今までの生活様式を変えるほどのビッグウエーブになってきた。

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