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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

火の用心 

2013/01/11
Fri. 09:30

「あれぇ〜、火の用心が新しくなってるぅ〜」
何時ものように、部活帰りのキーポンを学校でひろって石見銀山まで帰ってくると、すっかり日も落ちて、暗い町並みの暗い街灯の下にある消防の看板が更新されているのを、彼女が目ざとく見つけました。

安全運転のオヤジは、脇目もふらず前と後ろばかり見ていますから、全然気がつきませんでしたが、その後数日間、ずぅ〜っと気になっていて、明るいうちに見ておこうと思っていたのに、昼の間は寺に缶詰めですからそれもならず、キーポンを学校へ送り届けたあと、やっと本日確認することが出来ました。

まぁ、たかが看板ですから、そんなに気にする必要もないのですが、なんとなく今は無き昔の古ぼけてくすんだ看板が好きで、石見銀山の町並みを取材を兼ねた散歩の途中では、結構マメにチェックしていたポイントの一つだったのです。

特に、看板の好き嫌いとは関係のない話ですが・・・

石見銀山は寛政12年に、俗にいう「寛政の大火」があって、その時の風向きの関係で、町並みの大半を消失した苦い歴史があります。
それが元で、現在の町並みは、ほとんどが築200年チョットの古民家なのに、吉田家は、その大火の火元の風上にあった関係で、それより100年近く古い建築で、20年ほど前の改築の時も、市役所の教育委員会関係職員や保存修復の専門家などの調査がかなりしつこく続けられました。
専門家曰く、大火以降の建築物は、瓦屋根にすることを義務づけられたとか。
ソギ葺きが主流だった当時の民家を、火災予防のための瓦葺きに代えるくらいですから、当時の石見銀山がどれほど大切に守られていたかが偲ばれます。

そんな歴史のこともあってか、町内の消防団の皆さんは、ことあるごとに、とても熱心に防災の呼びかけをして回っていらっしゃいます。
町民みんなで町を守ることの大切さを、身をもって示していただいているようで頭が下がります。
きっと、この度の看板更新も、その現れの一つだったのでしょう。
そのような大儀の活動に、水を差すような発言は慎まなければいけません!・・・と思いつつ、やっぱり以前が気になって、写真資料の中から見つけ出した昔の看板を懐かしがったりしたところです。

IMG_6755.jpg新品の看板

IMG_0927.jpg昔の看板

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