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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

菩提樹らしい 

2012/10/16
Tue. 05:36

万善寺の墓地移転の計画が動き始めているところです。

温厚な私としては、波風無く八方丸く収まるように、色々手を尽くしているのですが、関係者が増えると、頭数の分だけ色々考えていることがそのまま口から出てきて、なかなか前に進みません。
船頭多くして船が何とやら・・・というやつです。

移転先に計画している土地の脇に、「菩提樹」の木が大きく育ち始めています。
この菩提樹、はたして本物かどうか私には分かりませんが、東堂さんは「菩提樹」だと言っています。
その木は、熱心な檀家さんが、「禅寺には菩提樹があるといいから」といって、幼木を持ってきて現在の場所に植えたのだそうです。

そもそも、お釈迦様と関係の深い菩提樹は、インドの方の暖かいところでないと育たないような木なので、それが島根の片田舎の、中国山地のてっぺん近くの、これでもかと云うほど雪の降るような地方に育つはずが無いのですが、長い歴史の中で語り継がれたお釈迦様のストーリーには無くてはならない添え物の一つでもあるので、何時の頃からか、誰かが、身近の都合で「これが、あのお釈迦様ゆかりの菩提樹なのです!」と言ってしまった時から、周辺に都合良く広まっていったほどのことに思えます。
そんなわけで、万善寺の場合は、その木が正真正銘の「菩提樹」なのです。

私が少年の頃のその場所は、まだ菩提樹も無く、小さな畑をおかみさんが作っていて、その畑の端にイチヂクの木が枝を広げていて、ちょうど今頃が食べごろで、小さな実の先が割れたものから、雨に当たらないうちに直接木からもぎ取って食べていたものです。
気がつくと、いつの間にかそのイチヂクは無くなっていて、そのあとに檜の苗木が1本植わっていました。
何かの記念なのかどうなのか、いまだにその真意は不明ですが、どうやら植えたのはおかみさんのようです。

菩提樹といい、檜といい、どうも先々の見通しも無く、その場の勢いで無計画に実行に移されたことで、後々何かと苦労と心配が増えてしまって、結局今の私がその当事者。

墓地移転の諸手続きが目出度く完了した暁には、それらの木々のことで、またまたアチコチから色々なお話が出てくることでしょうが、予算の出所のこともあるし、無駄遣いは出来ませんから、見て見ぬフリ、聞いて聞こえないフリを決め込もうと決心しているところであります。

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