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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

オヤジ紀行ー六本木編 

2012/11/03
Sat. 06:56

上野の都立美術館から、知る人ぞ知る六本木の美術館へ秋の展覧会が移動して、もう6年目になるでしょうか?

毎年10月になると、搬入やら陳列やら搬出やら、通い続けているのに、まだ美術館内の複雑なルートを覚えることが出来なくて、エレベーターで上がったり下りたり、迷い続けているところです。

私の彫刻は野外展示場と決まっているので、最近はそれなりに迷うことなくたどり着けるようになりましたが、迷路のように張り巡らされた絵画の壁面を縫うように移動する総延長距離は、そろそろくたびれはじめている膝の関節になかなかのダメージを与えてくれて、結構厳しいものがあります。

そのような状態ですから、自然と足が動かなくなって、野外展示場に張り付くことが多くなって、フラフラとそのあたりをうろついていると、結構知り合いが訪ねあてたりしてくれて、ギリギリで発送した招待状の効果もまんざら外れではない様子です。

M氏は、ワイフの高校時代(だったかな?)の担任(だったかな?)の先生。
なかなかのスポーツマンで、テニスやらスキーやら足腰を鍛えていて、そのせいか、高齢にもかかわらず、とてもかくしゃくとして姿勢も正しく、なかなかダンディーな紳士です。
展覧会のお知らせを送ると、色々都合をつけて会場を訪ねて頂いているようで、私としては、それだけでも制作を続けている価値があると、あらためてそう思います。
丁度、今年はワイフの受賞もあって、M氏は自分のことのように喜んで頂いているようで、こちらも、島根の田舎から出かけてきたかいがあったと嬉しくなります。

美術館の事務方の締めつけが年々厳しくなって、作品制作と発表に不自由します。
表現の自由を拘束されているようで、なんとなく「それはちがうだろう!」と、突っ込みを入れたくなってきます。
美術館の職員であの状態ですから、日本の彫刻文化に対する見識の不毛さを露呈しているようで寂しくなってしまいます。
次代を担う若い作家の美術館離れは仕方のないことなのかも知れません。

丁度時期が重なる「三原谷の田んぼミュージアム」の解放感と地元オヤジの協力態勢を比べるに、たった2日の彫刻展の方が、ずっと前向きで充実感のある展覧会になりつつあります。
そのあたりのことは、またの機会に・・・つづく。

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