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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

春めく 

2013/01/13
Sun. 08:27

やりかけの仕事をまとめて荷物にして、さしあたって必要な身の回りのものを揃えて、夕方近くになってから石見銀山の自宅を出発して寺へ移動。
キーポンはピアノの発表会に向けて最後の練習日にもなるし、本当は付き合ってやりたいのですが、寺のことも無視出来ません。

さいわいこのところの好天に恵まれて、雪解けも進み、移動中の緊張は和らぎました。
谷間の川沿いの道を上り続けて赤名高原の国道へ出ると、急にあたり一面が夕日に照らされてオレンジ色に染まっています。
日本海に沈む夕日もきれいですが、こうして残雪がオレンジ色に輝いているのもなかなか見ごたえがあります。

寺へ到着して、狭い境内をふさいだ雪ずりの山を、ポンコツ君の馬力で無理やりかき分けて、久々に庫裏の縁側へ横付けして荷物を下ろしたあと、夕焼けに染まる参道や、雪の残ったあぜ道を、しばし散歩。

昨年の今ごろは、まだ吉田家長老のジジイ犬も生きていて、ヨタヨタとこのあたりを散歩していたなぁと思い出したりして勝手に感傷にふけりつつ、一方で、このまま東堂さん夫婦の日常生活のひねくれた現実に引きずり込まれようとするタイミングを出来るだけ引き伸ばそうと、無駄な努力をしたりしている自分に気がつきます。

雪の下からのぞく枯れ草の乾いた香りと、湿り気を帯びた腐葉土の香りと、季節を間違えて緩みはじめた若芽の青臭い萌えの香りが混ざって、風に乗って漂ってきます。
何とも春めいた1月中旬の1日が終わろうとしています。

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