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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

よなべ 

2013/03/17
Sun. 08:14

久しぶりの寺の朝は、キッチリ冷え込んでいます。
外は、放射冷却で一面朝霜で真っ白。
いつもだったら残雪がまだあちこちで見られ、北側の斜面だけ見ると、とても春間近とは思えないような世界が広がっていますが、今年ばかりは雪のカケラもありません。

明るいあいだに本堂の掃除を終わって、老夫婦が知らず知らず取り散らかした仏具や線香ロウソクを整頓して、豊川さんの五色旗を濡れ縁(万善寺に回廊などない)にセットし、夕食後の寺の一夜は、例のごとくおふだの手づくり木版。
和紙を大きさにちぎり、1年間のうちに乾燥しきった版木に水気を戻し、墨汁を棒墨で地道にすりつぶし、一枚一枚バレンで刷り上げていくと、足の痛みのツケが回った腰がキリキリ悲鳴をあげます。
休みながら同じ動作を繰り返して、 久々のチェット・ベーカー聞きながら刷り上ったのが午前0時過ぎ。
あとは、本日の念を入れたおつとめと薫香、それに大般若の風を吹き込んでおふだが完成します。

このおふだは、お参りの皆さんにだけ手渡しするものですから枚数も30枚ほどで1年の用が足ります。
老僧の時代は、仏具販売から出来合の印刷ふだを一箱買い込んで使っていましたが、近年では高齢化にともなって初午さんのお参りもつねに1ケタからせいぜい10人程度。
ひところの隆盛は完全に過去のものになっています。
2・3年前に、黄ばんで古ぼけた大量買いのおふだをさりげなく処分し、今のような夜なべのおふだ刷りに切り替えたところです。
その程度のことが田舎の過疎地の末寺には分相応のような気がします。
さて、気持ちを引き締めて、まずは今日の仕事始め・・庭掃除でもとりかかりましょうかねぇ・・

IMG_7127.jpg

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