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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

親ばか 

2010/06/07
Mon. 07:16

先日、老住職のかわりに県境を越えて広島県まで一周忌のお務めに行ってきました。
仏事の世界では、一周忌というと喪があける節目の法要として大事にされていますが、最近ではなかなかそのような思いは在家まで浸透しなくなっているようです。

門前の小僧からはじまって、坊主世間に流されて、気がつくと副住職になっていたような、なんちゃって坊主にはあまり偉そうな事もいえないわけですが、それでも仏事の雰囲気を盛り上げようと使命感に燃え、「幸せのお話し」をしてきました。
「幸せ」というとよくある話しが、
「皆さん、右と左の手を合わせて・・・」
となってしまいがちですが、禅宗坊主の話しはなかなかそのようなわけにもならず、神妙な顔でしゃべったのは、
「親死に、子死に、孫死に・・」
というめでたい話。

その日も、お経が一通り終った後のお時をいただきながら、その家が建ったいきさつから始まり、
「おじいちゃんは魚釣りが上手で、お父さんはからきし駄目で、孫はおじいちゃんゆずりで筋が良く・・・」
などと、久々に出てくる話しをはじめて聞いたと孫の子が言い・・
そんなとりとめもない会話の中に、家族の深いえにしと幸せをかみしめ心やすらかでゆたかになれるひと時を実感し・・

まっ、いつもはアレコレいざこざの種が尽きない日々でしょうが、たまにはこんな日があってもいいじゃないかとニヤニヤしながら帰宅したら、膝蹴り、チン蹴り、ボディーブローの反抗期娘がピアノのミニ発表会でお出かけ・・
とたんに殺伐とした現実の世界に引き戻されたのでありました。

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