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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

酔うて眠る 

2013/07/20
Sat. 09:11

早いものでもう土曜日。
2トンのレンタカーを借りて石見銀山を出発したのが丁度1週間前の夜。
のんびりと車中休憩しながらほぼ1日かけて彫刻を置いてある黒羽町まで行ってきました。

一泊を彫刻家の大先輩H氏のご自宅でお世話になって、夕食は奥様、朝食はご主人直々の手づくりをご馳走になり、とてもゆったりとくつろがせてもらいました。
お宅は、江戸期創建の茅葺き書院つくり風の古民家で、大震災の被害に遭いつつも、凛と耐えたというなかなか趣のある佇まい。
私は、贅沢にもその奥座敷に泊めていただきました。
質素に簡潔にまとめられた床。
今でも十分に現役で活躍の衣桁。
箔の古び具合に味の出た二曲(・・だと思う)の屏風。
先代が持ち帰ったという中国の青銅古器などなど・・
ナンチャッテオヤジの寝場所にはもったいないほど。
結局緊張のまま一睡も出来ず・・なぁ〜んてこともなく・・とても気持ちよく爆睡したのでありました。

縁側の垂壁には、横書きの「山静似太古」の額。
万善寺にも無いガンチクの禅語。
飲み助オヤジにジャストミート。
いやぁ〜、釈迦の手のひらのごとく大彫刻家に遊ばれているような思いでした。

中国古詩の一節を、時の高僧が抜き出して禅の意味を吹込んだものと記憶しています。
どちらかというと、書家の間で有名なのでは・・・
いつもだったら、
「興味と暇のある方はググってみてください・・」
などと、スルーするところですが、今回は自らググってみました。
以下はその抜粋

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
唐庚「酔眠」(酔うて眠る)
山靜似太古(山静にして太古に似たり)
日長如小年(日長くして小年の如し)
餘花猶可醉(余花なお酔うべし)
好鳥不妨眠(好鳥も眠を妨げず)
世味門常掩(世味には門常に掩い)
時光簟已便(時光簟に便ぐのみ)
夢中頻得句(夢中頻りに句を得たり)
拈筆又忘筌(筆を拈ればまた筌を忘る)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・・ねっ、タイトルがハマるでしょ!
さて、何を以て禅語と成すか・・・そのあたりの解釈はご自由に・・・

IMG_1576.jpg

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