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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

予測不能 

2013/09/19
Thu. 09:06

こんどの台風は、至る所で竜巻が発生するなどの被害があったようですが、島根県は少々風が強くて、日本海の波頭が高かった程度で過ぎていきました。
これで大雨が降っていたら、7月から8月にかけての災害に追い打ちをかけることになっていただろうと、先週末はひとごとではないほどに感じながら暮らしていました。

18日は観音さんのご縁日なので、個人宅にお堂を建立していらっしゃるほどの熱心な信者さんから一声お経をあげてくれと連絡が入ったりします。
8月は万善寺のお盆法要を18日と決めているので、寺のことで手一杯。
そんな事情もあって、7月と9月は、アチコチ・・(といっても2〜3軒程度のことですが)・・・のお堂へお参りします。

立派な寺社つくりの小さなお堂の前でお経をよんでいると、近所の生き物達が雨風を避けるように屋根裏でくつろいでいます。
まだ色の変わる前の雨蛙。
完全に柱と同化して見分けのつかなくなった雨蛙。
柱のレリーフと見分けのつかないほど自然に張り付いた小さな欅色の蛾。
名前の分からないカメムシのような形の虫。
銀色の道の先にカタツムリ。
そんな光景を見ながら、般若心経やら観音さんのご真言陀羅尼などをおつとめしていると、不意に右後方斜めから耳の辺りをかすめて香の煙をかき混ぜて観音堂の格子戸めがけて何やら飛来。
観ると白と黒の模様をした小振りの蛾。
ここで、若干心乱れたナンチャッテ坊主は、見事に観音経が何処かへ飛んでいってしまって頭の中真っ白。
慌ててお経本のページをめくって該当のフレーズを目で追いかけて、さり気なくその場をとりつくろって回向まで繋げたりしたところです。

赤名高原のあたりのことしか分かりませんが、万善寺の行動圏内では、浄土真宗さんの信者さん宅にもこのような観音堂がお祀りしてあったりするので、結局、観音さんがらみのおつとめとなると、何かと万善寺などの禅宗に声がかかります。
結局は、往復の燃料代で足が出てしまうほどのお礼の熨斗封筒をありがたくいただいて石見銀山の自宅へ移動。
すぐに着替えて工場へ直行!・・・と思って帰宅すると、珍しくワイフが在宅で昼食を用意してくれました。

何となく、焦る気持ちが落ち着いてしまって、お昼の休憩などしてくつろいでから工場。
夕方近くになって今年の彫刻のパーツに使う日本海の石を物色しようと久しぶりの日本海のいつものスポットへ移動。
な、なんと!
ものすごいゴミの山。
直前の台風やら、その前の島根県をかすめた台風やら、その前の局地的集中豪雨やら、その前の予測不能の記録的豪雨やら・・・ここ2ヶ月のゴミが一気に海岸へ打ち寄せられていました。
お目当ての日本海の石はゴミの下。
地域の有志の皆さんが少しずつゴミを片付けていらっしゃる様子が見え隠れするも、マダマダ惨憺たる状態。
結局何も出来ないまま夕暮れの工場へ引き返して、中断した彫刻の続きに手を付けたのでありました。
今年は、本当に予測不能の彫刻制作が続いています。

IMG_0098.jpg

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