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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

重たい話 

2014/01/05
Sun. 08:23

昨年末から単身赴任坊主が続いていましたが、昨日夕方、ひとまず石見銀山の方へ荷物一式移動して、通勤坊主になりました。

私の場合は、万善寺庫裡の構造上のこともあって2世帯家族の同居が出来ないので、ほぼ通勤坊主状態を維持しつつ、幾つかの節目に単身赴任で万善寺暮らしを続けているという、出費ばかりが増えていく変則的な坊主家業を営みつつ、高齢者の仲間入りをしている東堂さん夫婦とつき合っています。
ひとつ屋根の下で、高齢者と暮らすことの大変さがこのような単身赴任状態の時によく分かります。
私としては万善寺の東堂さん夫婦と、「介護する」と云う感覚でつき合っているわけではないのですが、世間的に見て継続した医療行為が必要な東堂さんの状態をみると、やはり介護をしていることになるのでしょう。

この前のお年始会の時も、お檀家さんのオヤジたちの間で介護話に花が咲いていました。
平均すると、介護の苦労はほとんど奥さんに任せっぱなしであることと、とても家族で面倒が見れないから施設へ預けっ放しというお宅が多いようです。
在宅で家族が親の面倒を見ると云うことが、どれだけストレスになってるか、いろんな話しも出ていました。
だいたいお正月早々、介護が話題になってしまうということそのものが、高齢化社会をつぶさに実証しているようです。

石見銀山にある行政区域唯一の木造校舎大森小学校は、吉田家のキーポンがまだ小学生だった時に児童数減の対応策として統廃合の話しがもちあがり、大もめにもめたことがあります。
その当時の児童数が全校で20人ほど、複式学級当たり前。
そのことが統廃合指導の要因であると、教育委員会はいっていましたが、結局は行政の懐事情が無いわけでもなかったと思います。
とにかく、町民がみんなで踏ん張って、ひとまず存続を勝ち取り、今に至っています。
さて、現状はというと、いまだに全校児童数20人。
もう、10年近く前からこの数字がだいたい変わらないまま維持出来ていることになります。
他の地域はとにかく、年々児童数激減が続いているところもかなり多いとか・・

これからの日本の行く末を国の主導者はどのように予測してどのように導くのか・・
隣国と見栄のシノギをけずる程度の摩擦を起こしている場合じゃないような気もするのですが・・どうでしょう?
石見銀山は、私が暮らしはじめた頃は人口500人。
彫刻の展覧会も、その町民人口を入場者数の目標にしてきました。
20年後の現在は人口400人で、この近年ほぼ変わらない状態が続いています。
これが町の力です。
住民がみんなで自分の暮らす町を支えているのだと思います。
万善寺の地域では、毎年のように1年で200人以上の高齢者が亡くなっていきます。
人口減少に歯止めがかかりません。
これもやはり、住民の閉鎖的な意識の問題と思います。

新年早々、吉田はこのような重たい問題と向き合いつつ、日々粛々と暮らしております。

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