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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

彫刻のこと 

2014/01/06
Mon. 08:50

お手伝いのお葬式を終わらせて石見銀山へ帰ると、観光さんがちらほら・・
久しぶりの快晴で気温も上昇し、改良衣の重ね着が汗ばむくらいです。
こういう快晴の日は、放射冷却で朝晩の冷え込みが激しかったりするので、体調を崩さないように気をつけないといけません。

3日からはじまっている彫刻展が少しずつ動き始めています。
今回の展覧会は、私にとって実験的な試みもあって、自分の考えがどこまで地域の皆さんに見てもらえるかがひとつのカギになっています。

今まで展覧会というと、搬入日と搬出日が決まっていて、その間に展覧会期間が入っているというシステムに何の疑問を感じないまま制作を続けていましたが、この近年、兵庫県の三原谷で毎年秋に行われている地域のイベントへ彫刻を展示しながら参加させていただくようになって、その考えが少しずつ変化してきたところでした。

そのイベントのおつき合いを通して、彫刻と人とのかかわりは、制作者と鑑賞者だけではないなと思いはじめたのです。
自分の作った彫刻を媒体にして人とどう関わるか・・
いや、媒体と云うよりむしろ触媒として彫刻が機能することもありうる・・
そう思うようになりました。
彫刻が作家と鑑賞者をむすぶ一種の触媒のように働いてくれるのであれば、両者で感動の発見やひらめきが促進され増幅され、既成の展覧会とは違った感動を共有出来るのではないか・・

私が造る彫刻は、たとえば具象の彫刻とか絵画、あるいは交響楽団の演奏会やミュージシャンのライブのようなそういう即効性のある感動を与えるタイプのものではなくて、何かよく分からないまま、いつまでもモヤモヤと忘れられないで記憶の何処かをチラチラと刺激しているような、何とも曖昧な、感動ともいえないような感覚のゆらぎが続く・・
そのあたりに位置する彫刻を造り続けているように認識しています。

さてそれでは、そのような彫刻とどう関係するか・・
この個展では、その位置からことを進めることにしました。
まぁ、本人はいろいろとくどくどとそのようなことを考えているわけです。

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