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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

隠れ家の造作 

2014/01/18
Sat. 09:09

早いもので、もう1週間が過ぎてまた土曜日がやってきました。
いつも言っていることですが、私は、曜ではなくて日でスケジュールが決まってしまうことがほとんどなので、平日しか開いていない金融機関とか行政とかが相手の用事を、ツイツイ逃してしまうことがよくあります。
結局、2日待つことになって、それがそのまま1週間のズレになっちゃったという、何ともおかしなことになってしまいます。

世間と上手に付き合えない自己中人間がそのままジジイになりつつもあって、いよいよ融通が利かなくなって、そのまま偏屈者になりそうな将来像が見え始めたとでも云うことなのでしょうが、そうなると、益々ワイフも口をきいてくれなくなるだろうし、かわいい我が子も疎遠になってしまうだろうし、良いことがどんどん減ってしまいそうなので、なんとかしてその一線は越えないように踏みとどまらなければいけないと、日々精進を重ねているつもりであります。

昨年の秋頃から小学校の教頭先生の隠れ家(変な意味じゃないですよ!)のような、古民家改修にかかわることになって、いろいろ、あれこれ、提案させてもらったら、「それじゃぁそれでよろしく!」ということになって、それからコツコツ鉄の仕事を続けてきているわけですが、相手の施主さんが公務員の忙しい方なので、なかなか現場の隠れ家を訪問する機会を調整することが難しくて、どんどんいろいろなことがズレ込んで、結局年をまたがって今に至る・・ことになってしまっているのです。
おおよその寸法はわかるものの、最後はやはり現物併せしておかないといけないことも多いので、その時間調整に不具合が生じています。

やっと、無理矢理都合を調整していただいて、夕方も暮れる頃になって、仕事を早めに切り上げていただいて、小雨の降る中で現場集合の約束を取り付けられました。
やっぱり、現物併せはしておくもので、予測された不具合が実際のものになって、その善後策を検討しつつ制作を続けることになりました。
この仕事は、施主さんの了解を得て、2月からの個展第2弾で展示発表させていただくことにしました。
厳密に云うとそれが彫刻かどうか怪しいところもありますが、自分としては、鉄の造形作品であると解釈していて、そのような造形物を発表してもいいような気でいます。

今日もこれから作業着に着替えて工場へ直行します。
東堂さんもこのまま何も無ければ来週の(といっても、すぐ2・3日あとのことだけど・・)通院日までは仕事に集中出来そうです。

あの食べるニンニクでは無くて、忍辱(にんにく)と云う仏語があります。
六波羅蜜の一つであるわけですが、興味のある方はご自分で検索などしてみて下さい。
その六波羅蜜のことを、時々なのか日や法事の席などでお話さていただいたりしています。
なかなかデリケートな内容なのですが、くだけて言ってしまえば、「布施」の本当の意味を知ってもらいたい時に、チョットだけそれに絡まったお話をさせて頂いて、その中にこの「忍辱」が出てくるわけです。

昨今の日本人の仏教離れも、結局は坊主の怠慢と傲慢で自分でタネをまいてしまったような気がしないでもないのですが、そのような輩は、同業でも一握り程度のことで、ほとんど多くの坊さんたちはまじめに慎ましく宗教家として研鑽修行していらっしゃると思っているのです。
さて、そういう私はどうかというと、それはまた在家通勤坊主の立場もあるわけでひとまずここでは見逃していただくとして、とにかく、「忍辱は忍耐と違うんだよ」といいたいわけです。

私の周辺だけかもしれませんが、寺のおかみさんも含めて、どうも大正や昭和の初期のお年寄りは忍耐に美意識を感じていらっしゃるようで、この世の我慢と慎みがそのまま極楽往生に繋がるのだと確信して耐え忍んでいらっしゃることも多くて、なかなか「天を楽しみ命を知る」境地に至ることが難しいようです。

いかに今を生きるか・・・なかなか言葉では説明や解説が出来ないものと思っています。
自分の将来を見るに、あとは老いるばかりで病気をするか死ぬか程度のことです。
少しでも長い時間、心身ともに健康で生きていると云うことを楽しんで、そして元気に死んでいただきたい・・そんな思いを込めて、隠れ家の造作に加担させていただいているところです。

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