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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

表現活動 

2014/01/21
Tue. 09:37

彫刻を造っていると、なんて自分は優柔不断で妥協ばかりしてしまうんだろうとイヤになるときがよくあります。
最近も、そのようなラビリンスにはまりこんで抜け出せないまま悶々と時間だけを無駄に使っています。

造ろうと思うかたちはあまりストレス無く決まってしまうのに、それをどのように実材(ほとんどは鉄ですが・・)に置き換えるかという段階になると、そこで迷いがはじまってしまうのです。
結局、なかなか問題(ほとんどが工法のことだけど・・)が解決しないままシュラフに持ち込んでしまったりします。
仕事場からキーポンを迎えに行く時も、自宅に帰って風呂に入っている時も、愛情タップリの夕食を食べている時も、ずぅ〜っと頭から離れないで、気晴らしとpodcastを垂れ流していてもなんとなく上の空のまんま・・トロトロと浅い眠りに着いて朝を向かえることになって、そして今があります。
彫刻を造ることは、自分の表現活動の大事なライフワークのようなものだと思っていますが、そう考えると、この歳になっていまだに「どう生きるか」とか、「何をしなければいけないのか」とか、そんなレベルで思い悩んでいることと似たような話になるわけで、それこそ、良い歳して救いようの無いオヤジであるのです。

自分のこともマトモに制御出来ないままのオヤジが、またまた今年も現代彫刻小品展を開催しようと動いています。
だから、結局周辺の関係の皆さんへまたまた多大なる迷惑をかけてしまうことになるわけです。
わかってはいるのですが、やはりこのような活動も続けることに意味があるとも思っています。
自分ではそれなりに目標を持って取り組んでいるはずなのに、周辺への説明不足がたたって、なかなか賛同の輪が広がらないことも事実です。
もう、早いもので展覧会をスタートさせて5年目にはいります。
いつまでも、勢いやノリでその場を凌いでいるわけにもいかないので、数字のデータだけでも整理しようと、なれない表計算などしてみたら、確実に毎年前年の記録を塗替えて上向いていることがわかりました。
そういう数字の勢いにつられて、助成金申請のプレゼンデータを完成させて、先ほど印刷を頼んだところです。

日本では、「芸術」という単語の中に、音楽やら演劇やら美術やら一見文化的と思える活動を簡単に都合良く一つにまとめてしまっているような気がします。
自分の表現活動は、たとえば電気自動車をつくったり、高層ビルをつくったりする経済生産活動とは違うのです。
暮らしが便利になることと、暮らしが豊かになることは違うと思うのです。

朝のひと仕事を終わらせて、コーヒータイム・・ボォ〜っとしながらそんなことを考えています。

2014 プレゼンa3

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