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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

遠来の友 

2014/01/31
Fri. 08:04

例の如く工場で仕事をしていたら、ポケットの携帯が鳴りはじめました。
出てみると、何と懐かしいグッちゃん。
「明日お昼過ぎに石見銀山へ着くんですけど、一応知らせておこうと思って・・」
何と急なこと!
久しぶりの懐かしい声にウキウキします。

ご高齢の広島のおばあさんが亡くなって、その葬儀がやっと終わったので、東京へ帰る前に石見銀山へ回ろうと急きょ計画したのだそうです。

グッちゃんとはもう結構長い付き合いになるなあと思いつつ計算をしようにも、その起算が何時の頃だったかまったく曖昧で思い出せないので、結局あきらめました。
石見銀山は世界遺産登録の話しなどカケラもなかった頃、観光で友達とやってきたグッちゃんに偶然出会ったことがはじまりです。
彫刻のことで話しが盛り上がって、「彫刻つくりたいだったらうちへ来ると良いよ」と気楽に話したら、それを本気にして、自分の仕事を全て切り上げて吉田家へ転がり込んできました。
今にして思えばなかなか勇気のあることです。

当時は、吉田家もまだ子供が小さいし、今の家へ変わってすぐの頃で部屋もきれいなまま空いていたので、そこで数ヶ月(半年くらいだったかなぁ??)同居して、まだ元気だったシェパ君の散歩なども手伝ってくれて、ワイフ共々結構助かっていました。
彫刻の方は、私の制作を見学したり手伝ってくれたりして、だんだん制作の工法がわかるようになってからは、昼の間に頼んでおいた仕事を片づけておいてくれたりして、こちらの方もかなり助かっていました。
そうこうするうちに、いつまでも吉田の制作助手をしていても発展が無いので、学生の頃に勉強していた「塑像の仕事でも始めた方が良いよ」ということで、それから本格的に独立して、石見銀山で家を借りて暮らしながら自分の彫刻をつくるようになりました。
結婚して東京へ行くまで毎年コツコツ制作を続け、最後は等身大の大作まで手がけるようになっていました。
やっと、なんとなく自分の作風が見えてきた頃の結婚リタイヤだったので、吉田としては内心もったいない気もしていましたが、それも自分で決めた自分の人生ですから、人がとやかく言うことでもないと祝福し、その後は、私が東京へ出かけると時々逢ったりする仲の良い友達になっています。

その彼女が久しぶりに石見銀山へ来てくれたのです。
吉田の彫刻を観に!!!(・・と思ってるんだけど)
あまりバスの時間もなかったので少ししか話せなかったけど、なんかあったかい、いい感じの再会だったような気がします。
思い切って彫刻の個展をするから、こうして遠くからでも逢いにきてくれたんだなと、あらためて感じたところです。

2月から、新作がどんどん増えていきます。
お楽しみに・・・

最近、あまり会話の無いキーポンが久々に猫の写真を送ってくれました。
なごみますなぁ〜〜・・・仕事のあとの一杯が進みます。

写真 1

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この記事に対するコメント

もちろん個展が為です!半分ゲンさん会いたさもですが..
私が鉄人の言葉じりを逃さず吉田家に飛び込んだのは
9.11テロの数日前。
吉田家のテレビを見て唖然としたのを覚えています。
さらにその4年前、初めて大森を観光した時、町にある彫刻に
驚いて、作家の吉田夫妻をすでに確認しておりました。
(軽めのストーカーですね)
世間知らずの迷惑な私に我慢してくれた吉田家の懐の大きさは
巨大で、いまだ恥じ入るばかりです。
卒業してド田舎の地元に戻ってきた私にとって彫刻専門の助言が
できる人はいませんでした。
本当に私はラッキーだったと言えましょう!
いいか悪いか気長なので、リタイアはしませんよ~ 



オーイくぼぐっちゃん #- | URL | 2014/02/12 22:40 * edit *

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