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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

庫裡の縁側 

2010/06/26
Sat. 07:56

万善寺は来年、近隣の同宗禅寺の住職や檀家総代さんが集まって色々な話し合いをするための会議会場になります。
この大会は、数年に一度は各寺が持ち回りで受けることになっていて、寺としてはとても大きな行事の一つです。
万善寺も私が少年時代から今まで、3回くらい廻ってきたでしょうか。
その度に、寺のアチコチ傷んだり使い勝手の悪いところを修繕してきました。

万善寺の場合は、古くから本堂や檀家さんが関係する箇所は寺の会計から支出し、吉田家が暮らす庫裡は私費会計から支出することが決まりになっています。
近年の便利社会を背景に、関係者の高齢化もあって、昔は当たり前だった土間生活やくみ取りトイレ、段差のある式台や座敷などを少しずつ修繕して使い勝手の良いものに変えていくことになりますが、それらはほとんどが庫裡の工事になるので、老住職夫婦の悩みはつきません。

昔ながらの建築物はちょっとした改修だけでは完全バリアフリーになる訳もなく、「せめて見た目だけでも」ということで、縁側の修繕をすることになりました。
私が少年時代、オヤジの目を盗んでは小刀でセッセとくり貫いて節穴を広げたりして遊んでいた思い出深い傷だらけの松板はもう見ることが出来なくなります。

坊主も、家族のある暮らしが普通になると在家と混在して、結局は在家坊主。
どこか釈迦の教えに逆行して、いつの間にか悩み多き此岸の暮らしに順応し溶け込んでしまったような気がします。
その良い例が、かく言う吉田本人であります。

IMG_7954.jpg

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