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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

冬の雲 

2014/02/13
Thu. 09:10

重たい布団綿を敷き詰めたような冬の雲が、石見銀山の谷のすぐ上まで降りてきています。
こんな朝は、冷え込みもそれほど厳しくなくて、裏日本の山陰で暮らす者にとっては、かえって過ごしやすかったりするのですが、それでも冬の事ですから、一応それなりの寒さでもあります・・・って、なんのこっちゃ!
ようするに、私の場合はそれほど寒くないと云っているわけです。

キーポンを学校まで送って駐車場に降りると、近所の奥さんが通りかかって、「まぁ、素足で寒くないかね?」と朝の挨拶代わりに声をかけてくれました。
そして、「まぁ、おたくはもう慣れてらっしゃるでしょうね」と自分の問いかけに自分で答えて納得していらっしゃいました。

ワイフが先日から私の唯一のクロックスを履くようになりました。
自分の履物が調子悪くなったのだそうです。
それで私の日常履きが無くなって、しかたがないから使い古しの雪駄を履いているところです。
履物というと、雪駄とクロックスとカヌーサンダルと長靴と、それに、1年間で10日前後しか履かない子供たちからの誕生日プレゼントで大切にしている他所行きの靴くらい。
カヌーサンダルの底を見ると、さすがに冬に履くのは勇気がいるので、これと他所行きの靴は下駄箱に仕舞ってあります。

このところ素足に雪駄履きで結界君に乗っていたわけですが、どうも右足の親指と人差し指が痛くて、よく見ても外傷も無いし、原因がよく分からないまま、冬の事だから霜焼けにでもなったのかと、一旦はそれなりに納得していました。
それでも、どうも微妙に症状も違うし、よくよく前後の記憶を頼りに考えてみると、実は、エアコンの温熱吹き出しによる低温火傷だったようです。
たしかに、ちょっと熱いなぁと思いつつアクセルとブレーキを踏み分けていたのですが、ペダルから足を外すわけにもいかないし、熱いのを我慢しながら運転していたのがいけなかったようです。

昨年の冬の終わり頃に足首の怪我をしてから、もう少しで1年になります。
あの時は、正座もマトモに出来ないまま半年近く苦労しました。
老化は足から来ると云われているようですが、最近になってそれが実感されるように思います。
和尚さんの時は正座で過ごし、彫刻家の時は立って過ごし、書斎に籠っている時はあぐらで過ごし・・・いずれにしても、長時間ほぼ足や膝を動かす事もしないままでいるわけですから、そういうこともあまり良い事ではないなと思っています。
些細な躓きで大事にならないように、日頃から心身ともに慎重に暮らすよう心がけるのが一番だと思っています。

これから、東堂さんが躓いて壊したボロボロの障子を修理します。
もっと立派な建具もどんどん解体廃棄されてしまう中で、昔からの建具をいまだに大事に修理しながら使い回すしかない貧乏寺の現実があります。
寺で暮らす老夫婦は、他人の意志でものを動かしたり更新したりすることを極端に嫌います。
私は身内のつもりでいるのですが、彼らにとっては自分たちの日常をかき混ぜる厄介者のごとく感じている場面に時々遭遇します。
私の気配りがなかなか上手く機能しない事も多々あります。
きっと今回の障子修理も、彼らにとってはあれこれ気にくわない事ばかりでしょう。
いつまでたっても小言を聞かされると云う事は、反面、歳をとっても小言が言えるだけ元気だとも言えるわけで・・なんともややこしいことであります。

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