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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

世間の器 

2014/02/17
Mon. 08:28

本当に本当に本当に久しぶりにワイフと二人でドライブしました。
前回が何時だったのかまったく思い出せません。
特に変わった話題があるわけでもないので、会話が盛り上がるようなこともないのですが、それでも日常の暮らしで少しずつ疎遠になった空白の部分を、若干埋め直すほどにはなったかと思っています。

石見銀山は、朝から春のようないい天気になって、気持ちもなんとなく浮かれます。
部活のキーポンを学校まで送って、朝のうちの用事を片付けて、結界君に乗り込んだのが9時30分。
日曜日の9号線をひたすら西へ走って、益田へ到着したのが11時過ぎ。
山陰道は日曜日の割引があったので、気楽に快適に結界君を走らせることが出来ました。

益田東高の美術部から展覧会のお知らせが届いていたので、それを観にいってきました。
顧問のT先生は、中学校の美術の先生でしたが、定年で退職後に高校の美術教員として東高から招かれ、もうそろそろ80歳になろうかと思われる今まで、カクシャクとして若い多感な高校生たちと一緒に創作活動を続けていらっしゃいます。
昨年はご自分の作家生活をふりかえる回顧展も開催されて、その時も益田まで結界君を走らせました。
私は、そのT先生の豪快な男気がとても好きで、親しくさせてもらっています。

9人の美術部員のうち2人ほどは、学校を休みがちだと云う事で、美術部展の開催業務もなかなか大変だったようですが、それでも一人3〜4点の力作や大作が展示されて、なかなか見応えのある展覧会になっていました。

そのあと、ワイフと二人で昼食を食べ、アチコチで地元の海のものや山のものを買って、ついでに、芥川賞の文芸春秋と今彫刻展でお世話になっているショップのスタッフの皆さんへお土産を買って石見銀山へ帰りました。
2時間ばかり、会場受付をしているあいだに、島根では数少ない鉄の彫刻仲間の周藤さんが訪ねてきてくれました。
なにか気恥ずかしくて、まともに感想を聞く事の出来ないまま世間話程度で終わってしまいました。
彼の制作の参考になったかどうか・・わかりませんが、ありがたいことです。

夜は、遅くまで久々の文芸春秋を読みふけってしまいました。
受賞作品の受賞経過などが詳しく記載されていて、彫刻の審査も、このような透明性があっても良いのではないのかなぁと思ったりしました。
所詮人間の世間の事ですから、何処かに主観や欲や価値観の違いが見え隠れする事は仕方のないことだと思いますが、それでもねぇ・・何か釈然としないな。

莫妄想で、今を実直に生きるしかないですね。
我々人間どもは、狭い世間の器に窮屈に押し詰められているんだと思えるだけでもまだマシですね。
果てしなく巨大で終わり端の見えないほどデカイ仏の器ってどんなかたちをしているんだろう・・・今の私にはなかなか想像もできない事です。
そんなことを、想像してしまっているあたりが、またまたどうしようもない事ですね。
やれやれ・・・

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