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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

田んぼ彫刻展終了 

2014/03/18
Tue. 06:56

ギリギリ駆け込みで申告も終わってホッと一息・・
でもなくて、田んぼの彫刻展が終了して、少しずつ撤去を始めました。
いろいろ考えて、一つずつ少しずつ向きを変えたりしながら歩かせていると汗をかきます。

自分で言うのもどうかと思いますが、色々な意味で良い展覧会になったのでは無いかと思います。
石見銀山の25年を自分の目で見続けて、さまざまな変化の中で制作を続けたことで、次の彫刻とその制作の背景がなんとなく固まってきたような気がします。
まだ頭の中にぼんやりとあるかたちをメモ描きしている程度ですが、そろそろ自分の彫刻も石見銀山から次のポイントに移る時期なのかも知れません。

ワイフの田んぼインスタレーションも悪天候にもめげず半月間辛抱してくれて、冬の石見銀山に華やいだ彩りを添えてくれました。
私の彫刻は、鉄という人口の工業製品を素材にしていますが、結局はかなり自然の環境に融合出来るものでもあるので、よくわからない抽象の造形が近代文明や昭和の高度経済成長期の残像に思えるようなところもあって、往時の銀の採掘鉱山と製造工業地帯であった石見銀山の時間軸の中に溶け込んでいたりもすると解釈されて、世界遺産地内ではその異物感もまあまあそれなりに見逃してもらっていたりもします。

いっぽう、私のようにこのような形式の確信犯的なゲリラ式の展覧会は、やはり色々な摩擦が出てきたりもして、その刺激がある意味で彫刻と地域の現状を繋げることのきっかけにでもなれないかとも思っています。
5年ほど前から現代彫刻小品展を始めたのも、今回の田んぼ彫刻を実現させるための抗体をつくっておこうという密かな狙いもあったわけです。

思えば気の長い話しですが、私のように、社会性も乏しく、政治家でもなく、世間に埋没しているようなニートオヤジのことですから、日常の生活を共にする狭い地域の共同体は、出来るだけ刺激しないように付き合うことが大事だと考えているわけです。

なにはともあれ、晴れの日もあれば雪の日もあるこの3ヶ月の間に彫刻の様々な表情を記録することが出来たことはとても重要なことでした。
それに、各地から彫刻を観にきていただいたことのありがたさはなににも代え難い収穫でした。

IMG_5435.jpg

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