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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

昭和の日 

2014/04/29
Tue. 09:29

いつものようにキーポンを学校まで送っていたら、どうもいつもの朝と様子が違っておかしいなぁと感じた。
帰る時もいつもの車の流れと違っていて、2台前には石見銀山の会社へ出勤の知合いがノンビリと走っていて、その前の車もこれといって急ぐ様子もない。

帰宅したら「洗濯できてるから干しておいて」と珍しくワイフから用事をたのまれた。
いつもの勤務の服装と違うなぁと思っていたら、今日は午前中アルバイトだという。
何気なくそんな話を聞きつつ、ワイフの仕度を見ながら猫と戯れつつ、
「そういえばキーポンはいつもの制服きてなかったなぁ〜・・」とか、
「学校の駐車場閑散としてたなぁ〜・・」とか、
「朝の通勤ラッシュがなかったなぁ〜・・」とか色々思い出した。
そして、頼まれた洗濯物を干しつつ、石見銀山の駐車場で朝からガードマンがウロウロしてたことを思い出してやっと気付いた。
「今日は祭日だ!」
ワイフとキーポンが「昭和の日」がどうとか言っていた事の意味がやっとわかった。
毎月28日はお不動さんのご縁日だとか云う事はちゃんと覚えているのに、世間の常識は完全に何処かへ飛んでいってしまっている。

その28日に万善寺のおかみさんの実家でお祀りしているお不動さんの供養にお参りしてきた。
私の代になってからは、だいたい毎年春の4月か5月のご縁日にあわせてお参りするようにしている。
東堂さんもそうだが、昔の人はいちいち謂れとか信心とか丁寧にお話しないでもだいたい先代からの言い伝えで心得ているようなところもあって、ひと通りのお経をあげて回向をすませて世間話でもしながらお茶でも飲んでそれで終わりだったりしていたのだが、最近では行く先々でなんで毎年こんなことをしなきゃいけないのかと、面倒がられたりする事が増えた。
お経の時間より謂れや信心のおはなしの方が長くなったりする事もしばしばで、昨日も玄関先の立ち話が延々と続いた。

毎年同じように確実に歳をとって、去年のおはなしを1年のうちに忘れてしまっていて、今年になって1年ぶりにリピートする事もよくある。
そのうち自分も1年前がどうだったか忘れてしまってわからなくなる時が来るだろう。
考えようによっては、軽く簡単に忘れてしまうほうが、ウジウジと昔の事やイヤな事をしつこく覚えているより気楽で良かったりするかも知れない。
大事な事も一緒に忘れてしまったするのはやっかいだけど、若い頃と同じようにはいかないわけだし、歳相応に歳をとるという事は、有る意味で合理的で都合の良い事であるような気もする。

何時までも現役で華々しかった頃にしがみついているのも往生際が悪いものだと思う。

写真 1

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