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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

瞑想坊主 

2014/05/15
Thu. 09:39

医療介護法案・扶養手当改正・年金受給・消費税・それに死亡消費税・・・
もうなんで生きていなければいけないのかわからなくなってしまう。
国のために寝る間も惜しんで働き続けて、使えなくなったらサッサと死んで、どうせ溜まった金はあの世までもっていけないんだから日本国が没収する・・
パーティー券など発行してセッセと政治資金ためて政治家になったら、国民の血税で高給もらって、その上欲と見栄とプライドでかたまって、下を見ないで上ばかり見て、心も身体も肥え太って身動きできないまま延々と現職にしがみつこうとする・・

結局今の日本は清貧の誇りを見失って卑しい富欲の埃にまみれてしまった。

昔々・・・私が中学校に入ってしばらくして、美術部に入ってしばらくして、吹奏楽部の補充で入部勧誘されて掛け持ち部活がはじまってしばらくして、小学校の分校を卒業して自転車通学を始めた同級生のトランペットパートとそれなりに仲よくなって、帰りの方向が一緒だったから部活が終わって一緒に帰るようになった。
私は自転車で20分。彼は自転車で1時間。
それが3年間続いて高校入学で別れて、卒業してそれぞれの進路に分かれて、それから完全に接点もなくなって現在に至っている。
私は、寺の近所で暮しつつ現在2重生活をおくり、彼は山陽側の小都市に自宅を建てて島根から離脱した。
これはほんの一例だが、島根の田舎事情はまぁ何処もだいたい似たようなものだろう。
当時の中学校の同級生は約80人。
約半数が結婚や次男坊三男坊で県外流出。
残った半数のまた半分が県内市街地へ移住。
残りの20人くらいが地元に残って地域を支え続け、この1年の間に全て退職。
どうやら吉田はUターン残留の人数に含まれているらしいが、似たような立場の2重生活連中が何人かいて、さて、退職後に実家へ帰るかどうか・・
自分の子供のことも含めて考えると、ほぼ100%に近い状態で万善寺は私の代で同宗の法類へ譲るか廃寺申請をするかの選択肢を迫られる事になるだろう。
たった50年でこの状態だから島根の人口60万人を切るのは当然の事。

60年の人生で、物心ついてからほぼ半世紀の間に時代は大きく変わったとつくづく思う。
年金のお世話になってからの老僧夫婦も、まさかこの25年で日本の経済事情がここまで厳しくなるとは予測していなかった事だろう。
寺の老僧夫婦が元気で歳をとっている間に、生活の必要経費が受給年金の2倍から3倍まで膨れ上がっている。
その膨れ上がったところは私が自腹で何とかしのいでいるが、そろそろそれも限界に近い。
さて、極楽浄土の光明は拝めるのか・・・

いまさらながら、「あの時あぁ〜すれば良かった」と思う事も無い訳では無い。
昭和のビックウエーブに乗り損ねてたのか、躍らされたのか・・よく分からないまま今をしのぐしかない。
唯一の救いというか意地というか、彫刻の制作だけはやめたくないと思っていて、そのために身体を動かして脳みそもフル回転させようと努力している。
ひとに代わってもらうことの出来ない自分だけのことだとわかっているから、そればかりはなにがあっても譲れないな。

IMG_1061.jpg

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