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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

総会の春 

2014/05/17
Sat. 06:12

総会の春ですなぁ〜・・・
友達も少ないし世間とあまり付き合いのないニートオヤジでも、この時期は総会がいくつか重なったりして、落ち着かない毎日を過ごしている。

東堂さんから万善寺を引きついでから、会議嫌いの私には珍しく今までの坊主総会は無欠席が続いている。
副住職時代からすると何十年も不義理をしているから、あとは歳をとるだけだし残された年数で身体がまともに動く間は休まないで出席を続けようと決めているのだが・・・
今年の総会へ出てみると、それもいつまで続くかわからないなぁと思った。
万善寺の属する教区寺院数は兼務寺も含めて20ヶ寺足らずだが、そのうち2ヶ寺が葬儀や法事にぶつかって欠席だったり遅刻だったりした。
高齢化の進む山間部過疎地に点在する寺院のあつまりでこの確率はなかなかのものだと思う。
万善寺の檀家さんは皆さん元気だから葬式が続いて忙しくなることもないが、やはり檀家数の多いお寺はこうして幾つかの用事が重なることも多いんだぁと改めて思った。
いくら過疎地とはいえ、兼務寺も幾つか持っている寺院はよけいに忙しくなるし、市街地の寺院など、1日で午前午後の2回続けて葬儀があったり、それにまた別の葬儀が重なったりして、坊主事情で日程をずらすことも多いと聞いた。
そういえば木魚のテンポの話題もあって、市街地の寺院は強烈にハイスピードなのだとか・・
山寺の坊主が手間替えで集まってノンビリと般若心経などを唱えるのとはえらい違いだそうだ。
幸か不幸か、私はそのような街場の寺院とお付き合いがないから実態を知らないが、近所の現役老僧曰く「あがぁ〜にはようにお経よまれたんじゃぁ、入れ歯が外れるわ舌は噛みそぉになるわ、やりゃぁせんがぁ〜・・わしゃぁ〜よぉ〜ついていかれんけぇ〜もぐもぐお経よんだフリするんがやっとだけぇ〜・・・」
市街地の檀家数も○のケタが違うほどの寺院だと、やはり葬儀や法事も流れ作業で素早く無駄なくこなさなければやっていけないのでしょうね、きっと。

坊主というのは商売柄皆さんよく考えよくしゃべる。
私など、坊主の中ではいたって無口な方で、場合によっては会議の始まりから終わりまで一言もしゃべらないこともある。
そういう態度をチェックされているのかどうか、最近はそれなりのタイミングで意見を振られることが増えている。
坊主の所作もまともにできないナンチャッテ坊主だから、突然の無茶ブリはとても困る。全てに一言で返したりしていると、何処かの市長のように厳しく叩かれそうだし、なかなか対処が難しい。
このたびも、何度かそういう状況があって冷や汗をかいた。

色々とあった総会も前半が終了して、後半はビデオ教材を使った研修を行った。
宗門の近年半世紀近くの取り組みを見直すような、その辺の葬式坊主にとっては目も耳も痛くなるような内容で勉強になった。
なかでも「慈悲の訓練」という言葉が心に残った。
最近は日頃の暮らしの中で「慈悲」という言葉を聞かなくなったと気がついた。
坊主はお釈迦様の代行をしているようなものだから、「全身が慈悲でみなぎっていなければいけないようなものなのに」と思った。

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