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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

朝の石見銀山 

2014/05/29
Thu. 07:44

暑い1日が去り・・といっても今日も暑くなるかもしれないけど・・
ひとまず、今の石見銀山はとても清々しい快晴の朝を向かえています。

この時間の町並みは、20年ほど前に移り住んだ頃の雰囲気が漂っていて、本当はあの頃とほとんど変わっていないんだなぁと改めて気づかされる。
それにしても、石見銀山が世界遺産に登録される前後はすごかった。
大型観光バスが長蛇の列で、町並みにはマイカーが氾濫し、路線バスは増便して1日中ひっきりなしに狭い石見銀山の谷を往復していた。
ベルトコンベアーで出来上がった製品が押し出されるように観光客がゾロゾロと狭い町並みを道いっぱいに広がっていた。
町民は日常の暮らしが出来なくなって、独居老人の引きこもり現象が加速した。
町並みに面している吉田家も、玄関からの出入りが難しくなって裏口から裏庭を通って銀山川を渡って新道へ出るようなことをしていた。

今は世界遺産ブームも落ち着いて観光客の入り数も半減して住民の暮しも少し落ち着いた。
雨後の筍のように町内の空き家を借りたり改造したりして出店した町外の商売業者も、冬シーズンの閑古鳥にねを上げて2~3年は辛抱したがそのうち蜘蛛の子を散らすように去っていった。
行政も町並みの改修工事が間に合わなくて、当分の間生活道の通行止めが続いた。

色々あったけど、世界遺産登録になって5年が過ぎ10年が近づく頃になってやっと平穏な日常が戻ったような気がする。
さて、住民としてはそれでいいかどうか悲喜こもごも色々あるようだ。
それに最近は、今までに経験したことのないようなゲリラ豪雨や、数十年に1度あるかどうかの豪雪などの自然災害も増えてきて、そちらの方も気が抜けない。
吉田家裏を流れる銀山川も危険水位ギリギリを何度か繰り返しているし、川に面したのり面の石垣もその度に削り取られて、数にすると片手くらいになるだろうか?大きな石が川に転がり落ちてそのままになっている。

そんな状態の石見銀山で始めた現代彫刻小品展も、気がつけば早いもので5年目を迎えた。
今まで7月に行っていた展覧会が、今年は10月に変わった。
最近借りている会場が、秋口まで数ヶ月にわたって石見神楽のイベントでおさえられたからだ。
こればかりは早い者勝ちだから仕方がないので、色々思案した揚げ句に、いっそのこと気候のいい10月にずらすことにした。
ちょうど稲刈りも終わったくらいの時期だし、紅葉には少し早いがそれなりに気楽に出かけやすいかもしれないと都合よく思っている。
心配なのは、お手伝いをしてもらえるかどうかということと、秋の長雨に台風。
これを乗り切ればなんとかなるだろう・・・
もっとも、その前に彫刻が集まるかどうか?それが一番心配だったりするんだけど・・・

IMG_1166.jpg

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