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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

月末の朝 

2014/05/30
Fri. 08:56

夕方になっていつも印刷でお世話になっているAさんが仕事のついでだったからといって訪ねてきてくれた。
私はデザイナーでもないし、印刷の専門的なことなど素人でわからないから、とてもいいかげんな原稿を渡していつも迷惑をかけている。
現代彫刻小品展のポスターやチラシも、予算に余裕があれば知合いの若いデザイナーにお願いも出来るのだがなかなかそういうわけにもいかなくて、それなりに苦労している。

結局5月いっぱい吉田家の書斎にとじこもって無職を通しながらいろいろな書き物に明け暮れた。
考えようによっては文字を書くのも表現活動のひとつともいえるからそれはそれで何もしないよりは有意義なことだと思う。
それにしても、彫刻を造っている時のような悩みの種とは種違いでなかなか思うようにことが進まない。
ひどい時はパタリとキーボードの指先が停まって延々とコーヒーをチビチビやりながら次の一文字を絞り出しているようなこともしょっちゅうある。
今こうして気楽に適当にブログを書いていることと同じようなわけにはいかない。
そのあたりが自分の能力の限界だとわかってしまうあたりがなんとなく虚しい。

そうして悶々としていると、正に狙ったように寺のおかみさんから一方的な小言の電話が入ってくる。
大正生まれでもう90歳になるから仕方がないことだが、現代社会の混沌とした世間から隔離されてるというか自ら逃避しているというか、とにかく刻々と変化を続ける社会の事情や暮らしのルールを無視して日常の不具合を切々と訴えてくる。
こちらから口をはさむスキをつくることもなく延々としゃべり続けて同じことをリピートして、気持ちが収まったところで電話を切る。
私も、5月は寺の営繕や作務をこなすゆとりがなかったから仕方がないので何も云えない。
ひとまずあと半日ほどこの状態でなんとか今の仕事を片づければ、あとは少しゆっくりして寺の草刈りでもしようと思っている。

キーポンは吹奏楽の合宿で夜遅くまで大荷物を準備していた。
日常の暮らしを一式まるまる宿泊先へ持ち込む勢いだ。
学校まで送る途中にはコンビニへ寄れとせがまれた。
2日分のおやつを仕入れるのが狙いだ。
このエネルギーと集中力と気配りをもっと別のところで使えないかと、オヤジとしては無駄なおせっかいに気をもんでしまう。
珍しく夜遅くになってシャワーをあびはじめたから、ついでにそれに付き合って夜更かしした。

例の如く早朝から外の空気を吸いたいとせがむクロに付き添って朝食前のひとときを玄関先で過ごした。
あさの冷たい空気が心地よかった。
巣立ちしたセキレイが賑やかに飛び交っている。
今年はツバメが少ないように感じる。
この1年間は彼等にとって過酷だったのかもしれない。

また暑くなりそうだ。

IMG_1172.jpg

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