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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

歳月不待人 

2014/06/16
Mon. 10:01

年回法事が万善寺であったので、キーポンを学校まで送ってそのまま寺へ直行した。
田舎の山道は交通ラッシュなどないが、そのかわりあきれるほどのノロノロ運転でわが道を行くドライバーが時々横行していて、それに捕まるとどうもこうもならないまま、追い越しできるところまでお尻について走り続けるしかない。
今回も、久々にそういう場の読めないドライバーに出くわして苦労した。
結局、いつもより15分ほど遅れて寺へ到着して、大急ぎで掃除機をかけたり荘厳を整えたりお茶の準備をしたりしていたら、施主さんが予定より30分も早くお参りされて、めちゃくちゃ忙しくなってしまった。

おかみさんは、いつもの精進料理を作っていて、ヨチヨチと運んでくる。
長い間の習慣だからしかたのないことだが、さすがに90歳近くなって作る料理は怪しいところもあって、お参りの皆さんに差し出すことも緊張する。
とくにこれから暑くなってものが長持ちしなくなってくると余計に心配をすることになるし、内も外もまんべんなく気配りをして気苦労が絶えない。

上げ法事の方は、上手に代替わりが出来て親子3代仲良くお参りされて、最近はそういう施主家も珍しくなっていたから、気持ちの良い法事になった。
それになにより、33回忌を過ぎた祝い法事でもあるので、和やかに晴々して、お墓参りのあとの斎膳の会話もはずんだ。
6月に入ってから梅雨らしい毎日が続いていたので、その日は久々に青空を見たような気がする。

梅雨に入ってジメジメし始めた頃に、久しぶりにシングルモルトを飲みたくなって、コンビニで氷を買って来た。
大事にチビチビと飲んでいて、冬はストレートで、今ごろのように蒸し暑くて湿っぽい時は氷が欲しくなってくる。
旨いなと思いつつ氷のあるだけ2・3日続けていたら、飲みかけの1本が無くなった。
身体の調子が悪くなると酒も飲む気が失せるものだから、こうしてワイフの手料理を堪能しながら美味しく飲める1杯は格別に感じる。

寺暮らしの老夫婦も、毎日ヨチヨチと、それなりに元気でそれなりに仲良く暮していて、気が向けば二人で夕食の1杯もやっているようだから、時々冷蔵庫をのぞいてビールの在庫チェックをしている。
今回もさり気なく覗いてみたら、残りわずかに減っていた。
老夫婦の楽しみになっているのだから欠かすことも出来ないし、次の草刈りの時にひとケース持っていこう。

現代彫刻小品展出品作品の集まりを心配しつつ寺のこともあるし、一つことばかりにかかわっていられないから、気持ちもなかなか落ち着かない。
だからといって考え込んでばかりもしょうがないから、流れに身を任せるしかない。
そんなことを思いつつ、塔婆の裏書きに「歳月不待人」と書かせてもらった。
若干公私混同のきらいもあるが、不変の真理でもあるからまぁいいかなと思う。

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