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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

サンドイッチタイム 

2014/06/20
Fri. 09:43

さすがに還暦にもなると昔のように体力を駆使して無理が続かなくなる。
今回の往復12時間九州行きも、帰宅してその日の夜になってとたんに眠たくなって、気がついたら今朝の7時まで夢の世界をさまよっていた。
仕事の途中のデスクトップもそのままで、書きかけの書類もそのままで、10時間ほどの時間が凍りついたように止まっていた。

自宅を出発する時に、ワイフがホットサンドを作ってくれた。
それにポットいっぱいのコーヒーと自家製のブレンド茶。
これだけあれば給油以外はノンストップで往復出来るはずで、あとはその時の体力が続くかどうかで決まる。
耳のお供は、幾つか用意した中から45分で1番組が終わるPodcastを選んだ。
こうしておけば、番組の切り替わるごとに時間の経過が分かるし、到着時間の予測も出来て都合が良い。
そうやって、特に無理をするでもないまま往復できたから、それなりに普通に調子が良かったのだろうが、そのあとの現状をみると、やはり何処かしらひと昔前と同じようなわけにいかないところもあるらしいとわかった。
気持ちとしては日常のこの10年来べつに急激に老化したとも思わない。
たしかに細かいことを一つずつチェックすればアチコチ不具合があるものの、それも経年変化の劣化だから身体もそれに少しずつ慣れてきているし、それほど肉体の衰えを気にする必要もないだろうくらいに思っていたが、どうやら歳相応に無理がきかないところもでているらしい。

昔の人は人生の短期中期長期の見極めを実に効率良く刻んでいたんだなぁと思う。
1年の季節の節句や年中行事のご縁日もそうだし、数年ごとにやってくる年回忌もそうで、厄年もあったりして、節目の還暦もそのひとつだったりと、なかなか合理的に人の一生が決まっている。

満年齢でいうと60歳、数え年齢でいうと61歳で還暦になる。
読んで字の如く、生まれてから十干十二支数えて歳がぐるりと1回転した訳だ。
そんなわけで、これから先は2回目の人生をいただいたことになる。
1回ぐるりと回る間に、色々な勉強をさせてもらったし、やりたいこともやらせてもらった。
ワイフと一緒に家庭もつくって家族も出来た。
好きな彫刻も続けられている。
世間付き合いのやっかいなこともいっぱいあるが常識に工夫できるほどの生活の知恵もそれなりに備わってきたはずだ。
時々の都合で、キッチリと還暦で割り切って打ち切ることも出来ない返済やしがらみもない訳では無いが、自分の気持ちだけは自由にできるところもある。
このような人生に一度しかない節目は惰性で過ぎないようにしなければいけないと決めているところもある。

今まで散々わがままに生きて暮してきたが、これからはもっとわがままに生きてやろうと秘かに思っている。
いいかげんいい歳して物欲名誉欲にしがみつくほど醜いものはない。
一人一役くらいはしかたないとして、潔い身辺整理を思いつかなければいけないなと感じる。
もっとも、この身辺整理がなかなかやっかいで難しい。

・・・・朝焼けの高速道のパーキングでホットサンドをパクつきながら、そんなことを思っていた。
軟弱なチキンオヤジに、さて、どれほどのことができるか・・・あぁ〜心が折れそぉ〜だ・・

IMG_1313.jpg

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