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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

只管打動 

2014/07/18
Fri. 06:02

早起きをしてF.Bをチェックしていると、石見銀山大森町の古刹栄泉寺ご住職の記事を発見。
「大本山總持寺二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌中国管区予修法要」で「永平寺不老閣猊下御親修による出班焼香を勤めました」とあった。
山寺のナンチャッテ和尚は、栄泉寺さんの影も踏めないほどのヘナチョコなので、とても親しく坊主付き合いすることなど出来ないほどなのに、常日ごろからなにかと気安く声をかけてもらったりしてありがたいことだと思っている。
そんなこともあって、朝からなんとも清浄な気持ちになった。

ちょうど予修法要の最中だったろうと思うが、石見銀山から三瓶山、それに工場や倉庫のあたり一帯に雷をともなったものすごい豪雨が集中した。
19日から浜田で始まる現代彫刻小品展の搬入作業を行っている時で、展示台を移動しているあいだ中、倉庫の屋根を豪雨が叩き続けていた。
レンタカーの2t車は夕方から借りられることになっていたので、その時間がくるまでに展示台を倉庫のプラットホームへ移動しておこうと、コツコツ働いていた。
展示台は代車に7台乗せるのが1回の移動の限界。
都合、10回の往復移動することになる。
全国から届いた彫刻は、展示台をトラックへ積み込んでから最後に移動する。

さいわい、天の助けもあってこれらの作業をする頃には雨も上がって青空が見えるまでになっていた。
朝から一日かけて全て積込が終わってその足でキーポンを学校まで迎えに行った。
トラックの助手席に乗ることになったキーポンはテンション上がりまくりで大騒ぎになった。
いろいろあるが、ノーテンキで直感的な彼女の反応を見るとつかれた身体と心が癒される。
石見銀山の自宅前には2tを入れ難いので、銀山川脇の駐車場へ停めてそこから川岸を歩いた。
数え切れないほど倉庫の階段を上り下りした膝が真っ直ぐに延びない。
暗い夜道をヨチヨチ歩いていたら、キーポンが足下をiPhoneで照らしてくれた。

昼飯抜きで働くこと10時間。
こういう労働は、とにかく動き続ければいずれは終わることだからと、力を加減しながら同じ作業を只ひたすら繰り返す。
歳とともに鈍ったからだがギシギシ悲鳴をあげているが、それで動かなくなるわけでもないし、気持ちを静かにもって只ひたすら身体を動かす。

道元禅師さんの「只管打坐」ならぬナンジャク和尚の「只管打動」で修証一如なのだ!・・などと自らを叱咤しながら一日を過ごした。
気持ちの持ちようひとつのことだが、こうやって彫刻のことで働かせていただいていることが、とてもありがたいことと思えることもある。
幸せなことだと思う。

IMG_0928.jpg

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