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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

現代彫刻小品展in浜田出品作家吉田満寿美のこと 

2014/07/26
Sat. 03:43

現代彫刻小品展in浜田もはやいものでもう一週間が過ぎた。
今年は準備期間が短くて、広報や各所への手配などが時間不足のまま会期がスタートした。
それでも何年か継続しているおかげで出品作家の皆さんの協力や島根の皆さんのお手伝いもあって、おおきな混乱もない毎日がなんとかここまで続いている。

後半のワークショップも始まるので講師をお願いした徳島の居上さんから電話があった。
ちょうど石見銀山の自宅を出発する直前だったので都合よく必要な道具や消耗品などの搬入も間に合った。
石見銀山から会場の浜田までは車で1時間の距離だが、ワイフやプロジェクトメンバーのみわちゃんやまほちゃんも受付やワークショップの手伝いで通ってくれて本当に助かっている。
数年前から浜田に住んでいるわたる君もお母さんや嫁さんまで借り出して親身に手伝ってくれているし、なんともいいようのないほどお世話になっている。
ワイフにはこの展覧会をするたびにどれだけ周りのみんなに迷惑をかけているかと私の我がままを厳しく叱られる。
なるほどもっともなことなので言い返すことも出来ない。

いつも会期が始まって1週間くらいになると色々なストレスが溜まって暮らしの至る所で気持ちが刺々しくなって始末に困る。
日頃静かに暮らしているところへいつもと違うようなことをはめ込んでいるわけだから仕方のないことでもある。
・・・そんなことを反省しはじめたら、なかなか夜が眠れなくなってしまった。

彫刻や展覧会のことに関しては文句も言わないで親身に協力してくれているワイフである吉田満寿美は、一方で島根を代表する屈指の女流彫刻家のひとりだと思っている・・・というより、島根の彫刻界全体を見渡しても、かなりハイレベルな一流の彫刻家であると思っている。
今回の展覧会も、忙しい日常の合間を縫って3点の新作を出品提供してくれた。
最近の彼女は3次曲面に囲まれたボリュームのある立体と平面的な2次曲面から移行する軽やかな形態のウエーブにワイヤー曲線の構成をポイントにあしらった、とても女性的で包容観のある抽象彫刻を連作している。
また、メイン素材に紙を使っていることも出品作家の中で追従のない特徴になっている。

彫刻家としての作家歴でいうと、もう40年近く(ヤバイ!歳がバレて叱られる・・)の実績があって、実は私より5年以上も先輩なのです。
初期は金属彫刻を10年近く続け、その後木や石と金属を併用した彫刻に移行し、子育てが本格的になりはじめてから、彫刻制作が日常の暮らしに出来るだけ支障なく続けられる素材の模索がしばらく続き、やがてウレタンや紙にたどり着いて現在に至っている。

三度の食事を作り、掃除洗濯などの家事をこなし、子供を育てながらの彫刻制作をリタイヤすることなく継続しているわけだから、それだけでも軟弱オヤジは延々と頭が上がらないまま今に至っている・・・それに何より、今まで自分が彫刻を造り続けていられたのも彼女がすぐ隣で制作活動を継続してくれていたからだと思っている。

IMG_2010.jpg

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