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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

老化の山里 

2014/08/16
Sat. 03:21

遠雷と時々思い出したように激しく降り続く雨音で目が覚めた。
例の如く、どうでもいいような考え事が堂々巡りになってしまって結局目が冴えた。
しばらくゴロゴロしていたが眠気も去ったし、どこからかロフトへ潜り込んだ甲虫がブンブン飛び回ったりし始めたのであきらめてラップトップのスイッチを入れた。

このところ万善寺単身赴任が続いていて毎日似たようなことが繰り返されているから、これといって新鮮味のないブログ記事が延々と続いている。
そのわりにオヤジのつまらん愚痴ネタへアクセス件数はいつもの2倍近くなっているから、お盆休みのみなさんがよっぽどヒマをもてあましていらっしゃるのだろうと勝手に想像している。

小学校の頃は万善寺前住職で現老僧の自転車の荷台に二人乗りして棚行を務めていた。
中学校に入って、その自転車をお下がりでもらって、前住職は50ccのバイクに乗るようになった。
当時は、島根の田舎の山寺の坊主がバイクに乗るなど画期的なことだった。
やがて時が過ぎ、今では私がバイクに乗って棚行を務めている。
・・・ところが・・・
今年は、それが出来ないで今までになく棚行に苦労した。
今も降り続いている長雨のせいだ。
結局、8月のはじめに棚行がスタートして終わるまで、1日くらいだっただろうか、雨が降らなかったのは・・
そんなわけで結界君が大活躍したわけだが、それも限界がある。
田舎の畦道ほどの道の先にあるお宅へ訪問などしようとすると、やはりバイクのフットワークには勝てない。
車の乗り降りも腰に負担で、疲労がたまるばかりになっている。

まぁ、なにわともあれ、ひとまずお盆務めのひと山は越えた。
これから、観音さんや薬師さんなどの夜の務めと万善寺の施食会に大般若会が控えている。
今年も、雨降り以外はおおむね似たような夏の行事が続いているが、やはり気になるのはお檀家さんの高齢化。
1年の間に世代交代があって棚行の先が施錠されてお仏壇へたどり着くことが出来ないお宅も増えた。
昨年までお盆帰省であいていた家がそれこそ荒れ放題の空き家になっていた。
1年ぶりの再会を楽しみにお茶飲み話をされていたお年寄りの姿が何人か消えた。
湿っぽい話と愚痴話は増えた。
それに・・・
犬小屋で鳴いていた黒の秋田犬がいなくなっていた。
おばあさんにかわって留守番のマルチーズがお仏壇の前の私にすり寄ってきた。
一匹だけだった乳牛模様の猫に、似たような小猫が3匹ばかり増えていた。
長生きのいつもの黒猫がずいぶんと老けていた。

万善寺の老夫婦を見ていても、色々な日常のなかでずいぶん老けたなぁと思うが、赤来高原の山里も確実に老化している。

写真

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