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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

顔が火照る 

2014/09/19
Fri. 07:13

彫刻の展覧会が近いので、このところ毎日工場へ通っている。
仕事をしているとまだまだ汗が吹き出るほどの残暑が続いているが、それでも日陰に入ると秋風の涼しさも感じて気持ちがいい。

私の彫刻制作はとてもシンプルで、金槌とアンビル鉄床、それに溶接機と溶断機があれば工業規格の鉄板が鉄の彫刻に変ってくれる。
毎日の工程を考えながら、おおよそ制作日数を割り出して、それに間に合うように材料を注文する。
今年は夏の雨が9月に入るまで続いて、青空工房の制作がまともに出来るか本気で心配した。
もうずいぶん前にも似たようなことがあって、その時は9月に入ってから長雨が続いたので、急きょブルーシートで雨よけの屋根を作った。
それでも濡れた鉄板を溶断していると指先がビリビリ感電してかなり苦労した。
そういうこともあって、最近はできるだけ外仕事を減らすように彫刻のパーツを増やすことにしている。
小さなパーツだと電動工具や溶接機などのある6畳くらいの部屋で制作が出来る。
部屋中に粉塵が舞ってあまり良い環境とはいえないが、雨に濡れて感電しながら作業するよりはマシだ。

この近年は、そんなわけでだいたい5つ以上のパーツを組み合わせて1つの彫刻に仕立てている。
パーツが増えると、溶接総距離が増える。
だから今はひたすら溶接してグラインダーをかけることを延々とくり返している。
そしてなにより、溶接時間が増えると紫外線焼けがひどくなる。
俗に云う土方焼けというやつだが、その「土方」という言葉もまったく聞かなくなったから、今風に云うと「土木作業員焼け」とでも言い換えなきゃいけないのだろうか・・・まぁ、それはともかく、すでに紫外線にさらされた顔のアチコチから喉くびのあたり、それに耳の穴までひと皮むけて、現在ふた皮目がむけはじめている。
こんなことばかりしているから、歳の割には顔中シミだらけになっている。
あまりにも見苦しいから、坊主家業のおりにはそろそろワイフのファンデーションでも借りようかと思ったりするが、それもめんどくさい。

これからも溶接焼けの真っ赤な顔をして1週間ばかり工場通いが続く。
結界君の窓を開けると、刈入れした稲藁の匂いまじりの風が火照った顔に気持ち良い。
顔のすぐ横を秋のトンボが並走している。
うす雲が空に広がって日本海は凪いでいた。
赤潮にでもなったのだろうか海が何となく赤い。
もうしばらくは雨が降らないでほしいのだが、さてどうなることやら・・

IMG_2746.jpg

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