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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

銀山街道の夜 

2014/09/25
Thu. 08:06

お地蔵さんの法要で数珠くりをした。
台風の接近で断続的に雨が降っていつもより風も強い。
こんな悪天候だと普通ならめんどくさくなって特に高齢者だと家にとじこもってしまうだろうとお参りに期待していなかったが、それでも大人9人、子供2人と昨年より若干増えた。
今年の案内は、秋恒例稲刈りのお昼の休み時をねらって訪問したことが良かったのかもしれない。
それにしても、お檀家さんのお参りは5人と少ない。
万善寺の布教営業活動もまだまだ実績につながりません・・・

現役引退の老僧がいつに無く激しくぶっ飛んだ。
久々の本堂仏事参加で嬉しかったのだろう。
お経本も持たないで勝手に覚えている場所をとばしながらリピートしていた。
二つ三つのお経が入り乱れて一つになっていた。
数珠くりになるとデカイ声で指示が飛んでお参りの若いおくさんが本堂中をドタバタ動き回っていた。
少し前まで風邪気味で伏せっていたわりにはいやに元気だ。
修行と信心のパワーは凄い。
ワイフがつくってくれたお茶口の幾つかは子供の口に合ったようで、飛ぶように無くなっていた。
お年寄りは、おかみさんの煮しめをパクついていた。
おつとめの間、時折激しい雨音が聞こえていたが、ほぼ1時間の数珠くりが終わった頃は小降りになっていた。
大地蔵菩薩さまの功徳の御陰かな?

石見銀山吉田家の町内会組内のおばあさんが96歳で大往生された。
ワイフがお通夜に参列した。
葬儀は私が変ってお手伝いする。
浄土宗の葬儀で曹洞宗の坊主が帳場を務める・・・なかなかありそうで無いことだ。
こういうことも地域の行事や仏事の裏表が分かって良い経験になる。

そういう事情もあっていつもだったら万善寺ロフトでひと晩明かすが、今回は夜のうちに石見銀山へトンボ帰りすることにした。
国道から銀山街道へ入って自宅前の駐車場まで、すれ違った車はトラック1台と乗用車3台。
45分の道のりでたったそれだけ・・・雨も降るし、風も強いくて見通しも悪いし・・・
最初はイタチ(テンかもしれない?)が横切った。
数匹の猿がガードレールに座っていた。
白黒模様の小猫が中央ラインの上でこちらを見ていた。
轢きそうになった。
ウリボーが二匹トンネルに入る前の道を横切った。
よく見ると、反対車線の土手にデカイイノシシがいた。
久々の雨にわき出したカエルが夜の道で跳ねている。
ハンドルへ小さな衝撃が伝わる。
アチコチで轢きつぶしたはずだ。

昔々、今から二千年以上前のこと。
お釈迦様とお弟子さんの修行の旅で、雨期の頃になると一箇所に留まって90日間の修行に入られたとか・・・それが夏安居のはじまりとされている。
虫や小さな動物の無駄な殺生を避けるためであったらしい。
なんと心根の行き届いたことか・・・
夜中に耳元でうるさく飛び回る一匹の蚊にイライラして蚊取り線香丸ごと使ってその燻し煙にむせながら寝ているようなナンチャッテ在家坊主には、死ぬまで出来ないことでしょうね。

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